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2009年11月14日 (土)

丸ごと美味しい…ユズ

棘と格闘しながら香りのよいユズを収穫をしました。

      ユズ

        ユズ(柚子:ミカン科-中国原産)

棘のないユズもありますが、厄介な棘と邪魔な種が多すぎるこの古来のユズのほうがいい香りがします。                                                                                                                                                                               ユズは万能で、それはもうお盆を迎える頃から発揮されます。                                                                                                                  それはまだ緑の濃い硬いユズですが、その表皮を卸金で素麺に振れば、それはとてもいい風味で美味しくいただけます。                                                          

本番は黄金色に熟れた今時ですが、絞って香りのいい酢を利用するのは勿論、美しい皮も美味しくいただけます。                                                                                                                               田舎では皮を塩付けにしておかずや焼酎の共にしていましたが、これがうどんには抜群にあってそれは美味かった記憶が今でも懐かしく残っています。                                                                                                                                                     ワイフは、絞ったまんまスジや袋ごと細切りにして砂糖をまぶして作ってくれますが、これがまた極ウマなんです。

ところでユズは結実するまでに長年を要します。                                          俗にいう「桃栗三年、柿八年」といいますが、諸説あるものの、続けて「柚子の大馬鹿十六年」とか「柚子の馬鹿めは十八年」などといわれています。

遅い上にそんなにまで棘棘と武装しなくてもよさそうなものですが、「美しいバラには棘がある」の喩えと一緒で美味しいものにも棘があるんです。

2009年11月11日 (水)

樫原湿原-サザンカ

樫原湿原の小高い雑木林に小さな祠があってそこに真紅の品のいいサザンカが咲いていました。

      サザンカ

        サザンカ(山茶花:ツバキ科=常緑樹)

この花は真紅で花のつくりも整っており、野生のものとはちょっと違うように思えます。                                                                   多分、祠を祀ったときに人為的に植えられたか、または鳥類が播いたものが芽生えたか、そんなことを思わせる品のよさがあります。

秋までの樫原湿原はそれなりの人出もあって賑やかでしょうが、これからの来春までは侘しい日々が過ぎることでしょう。                                                        でも、誰が見てくれなくても、誰が誉めてくれなくても、そんなのは何の関係もなく何時ものようにそこに咲くのでしょうね。

ま、何より祠があって神様が見守ってくださるのでしょうから、人間ごときがワイのワイの言わなくたって、このサザンカは充分なんでしょうね。

たぶん・・・。                                                            

2009年11月 8日 (日)

樫原湿原

もう10数年前になろうか。                                                      ふと、また樫原湿原(七山村:海抜591㍍)が気になって、ダチを誘って行ってきました。

      樫原湿原-カキツバタ

         カキツバタ(燕子花・杜若:アヤメ科)

2006年に行った青森の田代湿原の広大さには比べようもありませんが、それでもここは九州有数の湿原植物の宝庫として知られている所です。

駐車場についたら、「もう花が少なくなりました」と管理人に声をかけられた。「そうでしょうね、もう晩いですからね」と応えながら、いざ樫原湿原に入ってみました。                                                                                                                                                花も紅葉も終わったこの時期に訪れる人はなく、お蔭で広い湿原をゆっくりと散策できました。                                                                                                                                               沼地には枯れかかった草本にまざってカキツバタが一輪。土手にはリンドウがどこそこに咲いているほかは、もう花は見当たりません。                                    

湿地帯からのびる遊歩道を辿っていたら、ヤブムラサキが紫の小珠をつけていたり、ソヨゴが長い柄に赤い珠をつけていたり、赤い山茶花が咲いていたりと楽しい雑木林(ゾウキバヤシ)が広がっていました。

虫嫌いで特に蝶が大の苦手なダチも、「安らぐやろ」と聞いたら「夏も気持ちいいだろうね」だって。                                                                                                                                               やっぱり自然の魅力ってすごいもんですね。                                                                                         

機会があったら専門家と一緒にもう一度訪れたい樫原湿原の休日でした。

2009年11月 7日 (土)

秋の味覚だ・・・ギンナン拾い

今年は枝も折れんばかりの大豊作です。

ギンナン拾い

イチョウの鮮やかな紅葉も始まって、ギンナンが落ちだしたので、叔父と今日はギンナン拾いです。

でも、美味しいギンナンを口にするまでが中々の難儀なんです。                                                                                       悪臭はするし、気触れるリスクとも兼ね合いながら処理するのが大変なんですが、以前は川に持って行って洗っていたそうです。                                                   今日は100年の森の傍で、50㍑桶に4杯も取って水を張っておきました。こうして一週間ほどそのままにして、外果皮の腐るのを待ちますが、私はそんな悠長なことができませんから、自分の分として腐っているギンナンを、拾っては潰し拾っては潰してジャブジャブと水洗いし、一升5合ばかりのギンナンをゲットしました。

いろんな食べ方はありますが、一番簡単でかつ美味しい食べ方は、「レンジでチン」です。封筒に軽く一握りのギンナンを入れて、レンジにかければやがて、パン、パンと爆ぜてきます。そうしたらもう出来上がりです。                                                     爆ぜたギンナンを見れば、透明感のある薄緑色の実がみえます。これをつまんで口に入れれば、秋の味覚が口いっぱいに広がります。                                   あ~しあわせ・・・

これでまた49日長生きができます。                                                                                                                                           

2009年11月 3日 (火)

ありがたいことです。

福岡城址お濠のハス刈りが始まりました。

晩秋

以前はお濠も凍るかと思うほどの寒風吹きすさぶ中に行われてて、冬の風物詩として眺めていましたが、近頃は秋の内に作業すませるようになったようです。

今年は台風は来襲しなかったものの、開花前に強風が吹きハスにとっては散々な年でした。それでもハスたちは子孫へと命を紡ぐため、美しい花を咲かせてくれ朝夕の楽しみを提供してくれました。

こうしたハス刈りのお蔭でお堀もきれいになって、今度は鴨などの冬鳥が飛来し冬のお濠が鳥たちの楽園に姿を変えていきます。

美しい景観や自然を維持するこのハス刈りも大変な重労働でしょうが、この人たちのお蔭で四季折々の景観や安息を得ることができるわけで、ハス刈りの時期は変わってもありがたい風景のひとつです。(感謝)                                                                                                            

2009年11月 1日 (日)

天空の九重連山

秋晴れの九重連山に遊んできました。

      久住山

         稲星山から久住山を望む

未明に発って、輝く明けの明星を見ながら牧の戸峠に着きましたが、もう駐車場は溢れんばかりで、路肩にも駐車するほどの登山客で賑わっていました。                                                         

今までに幾度となく登った山ですが、今回は比較的楽なコースといわれる牧の戸からの山行です。このコースは歩道も広く、途中の沓掛山(1503m)山頂付近に難所があるものの、そこを過ぎれば牧の戸からわずか460㍍の標高差を楽々に久住山(1787m)に立つことができます。

でも、それじゃ健脚を自負する者にとっては物足りませんから、星生山(1762m)を経由して白煙をあげる硫黄山を見下ろしながら久住分れにでて、久住山を横目に天狗ヶ城(1780m)、そして九州本土最高峰の中岳(1791m)を通り、さらに絶壁をおりて稲星山(1774m)に迂回して、目指す久住山(1787m)山頂に12時に到達しました。                         

ここに立てば、何処までも高く広い空間に、何もかもが解放されるスケールの大きさを味わうことができます。                                                                                                                                                                                                ススキの草原や山肌の紅葉も素晴らしいのですが、それを超える圧倒的な感動がここにはあります。

こんな広いところを歩いていると、ふと「神様は人間の足を丁度いい寸法に創ってくれたんだな」と思ったりします。                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                               モグラのように足が短かったり、キリンのように長かったりすると、難儀だったり楽だったりするかも知れませんが、人間の足は1日を遊ぶ最適の長さになっているようです。                                                                     足がもっと短かったらこのコースを1日では廻れないし、もっと長かったら楽に廻れて物足りなく感じると思うのです。                                                                                                              人間の足は急には捗らなけど、確実に進むことはできます。                                                                                                                     「やっぱり神様は偉い」・・・そんな妙な思考も湧く広大な九重連山です。

2009年10月30日 (金)

秋で~す。

簀子公園の木々たちも随分と色づいてきました。

      紅葉の季節

あまり広くない公園ですが、それでも見渡せばいろんな木が植わっています。                                                                                                       そこにはエノキやムクノキもあり、もうムクノキの実は黒紫に熟して、枝を手繰って食べてみましたが、もう旨味が十分にできていました。                                                                                           隣接の小学校の境にあるサクラも美しく紅(黄)葉しています。

ならば明日は久住に行って、錦秋の山々を堪能して来よう、と・・・。

2009年10月29日 (木)

舞鶴公園の花園

明治通りからお濠越しにみると、一面のピンクの絨毯が広がっています。

      オキザリス

      オキザリス(カタバミ:酢將草‐カタバミ科)

「あ~そうだった」、そういえば去年も咲いていたな…と言うことで、迂回して見てきました。                                                                                        それにしても、土手一面によくもま~よ~咲いています。

カタバミは片喰や酢將草とも書きますが、最近では園芸種のオキザリスが出回り、それが鉢や花壇から逃げ出して土手や道端などに繁茂するようになりました。                                                                                                                    この葉っぱを齧ってみると酸っぱい味がしますが、それは蓚酸を含んでいるからで、酸っぱいという意のギリシャ語が名の由来となっています。

葉っぱを一寸齧ってみると、じわっと酸っぱさが広がって唾液がわいてきますが、子供の頃はよく齧っていました。                                                                カタバミに限らず野草類は結構口にしていましたが、どれもが懐かしい味として記憶しています。

2009年10月26日 (月)

ホトトギス(杜鵑)

アオギリ(青桐)の根元にホトトギスが咲きました。

      

       タイワンホトトギス(台湾杜鵑:ユリ科)

ホトトギスは10数種を数えるそうですが、中でもこのタイワンホトトギスは壮健で育て易すく見た目にも鮮やかなことから、これから交配した改良種もあわせて多くでまわっています。                                                                                                                        ワイフの里でも、毎年このアオギリの根元に芽を吹き、施肥も防除も手間なしで美しい花を咲かせてくれます。

この鮮やかな咲きぶりも結構ですが、「県民の森」で昨年見かけたヤマジノホトトギス。風情があってしばし見惚れていました。                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                     花数も斑紋も少ないのですが、それを補ってあまる品があるんです。

山には山に似合った咲きぶりがあり、このタイワンホトトギスがその山にあったらずいぶんと違和感を感じるかも知れません。                                                                                                                                                                                                                                       片や庭や花壇にあってはこれくらいの咲きぶりでないと、ほかの花たちとの釣り合いが取れないのかもしれません。                                                                                                                                                                                                                                            

それにしても、いい花ですよ。                                                                庭の半日陰にはぜひ育てて欲しい一品です。 

2009年10月25日 (日)

100年の森・・・遊びいろいろ。

久しぶりに100年の森に遊んできました。                                                     100本のクヌギたちも元気に葉を広げ、ヤマザクラ、ゲッケイジュ、ミモザ、ユーカリ、ニッケイ、ナツツバキも順調に育っています。

粗方見回って「さ~、何すんべ…」と見渡すと、山の畔に鈴なりの柿があ~るじゃないですか。                                                                                                                                     さっそく柿の木に登って、その中でも一番大きくて熟れているやつを「ガブリ!」。                                                   高い柿の木に登って、四囲を見渡しながら喰う、これが柿の醍醐味です。

柿を喰いながら次の獲物を探せば、ありましたよ。                                                                                                                        サツマイモが・・・。

さて今度は鍬をもって芋ほりです。                                                                                                                   あらえっさっさと掘りあげて、次はダッチオーブンで焼き芋作り。                                                                                                                                                                やがて、ホックホクの焼き芋の完成です。

      焼イモ

「美味い!」。

腹を満たして草むらに寝転べば、あ~、シ、ア、ワ、セ。                                                                                                                                           土の匂い。                                                             草の匂い。                                                                               虫たちの声。                                                             ぬける天空。                                                                                                                

100年の森は楽しさ一杯です。                                                               さてさて次は何して遊ぼうか・・・。                                                                                                         

2009年10月20日 (火)

サルトリイバラ

山道など無造作に歩いていると、このサルトリイバラの餌食になってすっごく痛い目にあいます。                                                                            なんせ猿を捕まえるほどの茨ですから・・・。                                                               

      サルトリイバラ

         サルトリイバラ(猿捕茨:ユリ科)

山歩きや山仕事では厄介者のですが、有用な面も大きくて人気者の一面もあるんです。

その①                                                                  田舎では蒸し饅頭の下敷きに使っていました。                                                                    ユリ科といってもユリの葉とは違って、丸くて大きく表面がツルッとしています。これを採って帰って丸めた饅頭をのせて蒸すわけですが、この饅頭が美味かったな。

その②                                                                                                                                そしてこの赤い実。                                                               学校帰りにとって食べていましたが、甘味はあるものの果汁は少なくパスパスした感じです。それでも学校帰りの「山学校」では美味いものであり格好の遊び道具でもあったわけです。                                                                                                                         今は花材として、別名のサンキライ(山帰来)として人気があります。

その③                                                                   サンキライとは根茎を生薬としての名でもあるわけですが、利尿・解熱・解毒などに用いられます。

というわけで、「美しいものには棘がある」じゃなくて、棘はあっても中々の有用なサルトリイバラなんです。                                                                                              そういうことで、花言葉は「不屈の精神」です。

2009年10月17日 (土)

一葉落ちて…

天下の秋を知る。                                                                     は、キリ(桐:ゴマノハグサ科)のことですが、朝夕の涼しさがまして秋の気配も濃くなってきました。

今年は一時的な強風は吹き荒れたものの、大きな台風が襲来しなかったこともあって、福岡城址周辺の木々にも多くの葉っぱが残っています。その葉にも赤や黄や橙といった色をにじませ、秋本番への装いが始まっています。                                             

春の萌える緑、花の開演があり、夏の成長から、秋の稔りを経て、これから先の冬の眠りにつく前の、木々たちの色鮮やかなファッションショーの到来です。

秋っていいですね。                                           

一葉落ちて天下の動向を知るほどの者ではありませんが、一枚の葉が落ちる様を眺める時間がもてるだけでも幸せだなと思っています。

秋って本当にいいですね。

                                         

*キリは他の木たちより落葉が早く、秋の気配を感じ取ることから、物事の兆しを逸早く察し、世の中の移り変わりをすることが大事であるという教え。

2009年10月14日 (水)

南薩摩三名峰登山

開聞岳、野間岳、金峰山を一気に登って来ました。

      開聞岳

      開聞岳(632㍍ 別名:海門山・薩摩富士)

仁和元年(885)の最後の爆発で現在の山容ができたといわれていますが、その品のある山容といい、頂上からの四囲を見渡す眺望といいまさに名峰です。

いろんな山がありますが、近頃は道路も整備されてある程度のところまで車で登ることができます。                                                                     でもこの山は海門山といわれるだけあって海辺に円錐形の山容をなして、麓から山頂まで正味に歩くことになります。                                                      それもなだらかではないので、時計回りにぐるっと一回りして山頂につきますが、途中は照葉樹林に囲まれ眺望は利かない小道を只管に足を運ぶしかありません。                                                                                                  五合目を過ぎた辺りから申し訳程度の展望が開ける箇所があり、そこからは眼下の風景や池田湖越しに桜島がみえたりして一息つくことができます。                                                                                                                                            圧巻は当然山頂で、眺望を遮るものは皆無で四囲の眺望は素晴らしいの一語です。

翌日は、南薩摩三霊山のうちの二峰・野間岳.金峰山に登って来ました。

これで九州百名山のうち三峰を加えることができました。                                                                                                          今から秋を向かえ登山には絶好のシーズンを迎えますが、これからもいろんな山にトライしようと思っています。

2009年10月 4日 (日)

むべなるかな

秋晴れの下SATYまで散歩したら、ムベがなっていました。

      ムベ

   ムベ(郁子・野木瓜:アケビ科ムベ属:常緑つる性木本)

冬になっても落葉せず(別名:トキワアケビ)、美しい紅紫色に熟しても裂開しません。                                                                    その葉は幼木のときは三枚で、その後五枚になり、結実するころは七枚つけるようになります。そこから「七五三の縁起木」として愛でられたり、また根や茎は生薬(利尿効果)として利用されたりと重宝され、そんなことから家庭でも盆栽や庭園に利用されます。                          

熟してもアケビのように裂開しないので、鳥が喰ったり虫がつきにくい利点はありますが、種子は多く果肉も食べやすいとはいえません。                                                                                                                     でも種子の周りは美味で、「この実は美味いですよ」と勧められた天智天皇が食されたあと思わず「むべなるかな」と言われたことからムベになったそうです。

ムベは生薬のときは野木瓜(やもっか)と表記し、普通には郁子と書きます。                                     「郁子」さんなら何人か知っていますが、その名は、いつも青々と葉をつけていたり(若く長寿)、七五三の縁起木から戴いたのでしょうが、そんな意味があって命名されたとは知りませんでした。

まさに”むべなるかな”です。

2009年10月 1日 (木)

ヤマボウシ

職場のTさんが「こんな実がなってました」と持ってきたのが、ヤマボウシ(山法師:ミズキ科)でした。

ヤマボウシ

「鳥も喰っちょらんけん、食べれんちゃろね」と訊ねられたけど、「まぁ、どぎつい色やけん喰えんとバイ」と言って帰ってきたもんの、やっぱり確認せんと気のすまない性分ですから、調べてみました。

なんとマンゴウのような美味さだとか。                                                            だから可食は当然のこと、果実酒にも最適だそうです。

早速、Tさんや職場の人に「美味かげなバイ」と云ったら、”喰ってみよう”ということになり食べてみました。                                                          これが美味いんです。

するとTさん、ごそごそビニール袋を取り出したので、「なんするとですか」と聞いたら、「帰りに採ると!」げな。

100年の森に、”ヤマボウシも加えたいな”と思うほど美しい美味い木の実でした。

2009年9月27日 (日)

クリ狩り

100年の森の傍の栗園に美女3人組がやってきました。                                     イトコ三人組かと思うほど似た容姿と明るい活動振りで、せっせせっせとクリを拾ってもらいました。                                                                                                                                           今日が実質的には今年最後のクリ狩りでしたが、いい締めくくりができました。

飯盒で炊いたクリご飯も、YUKUさんが作ってくれた豚汁も、湯でグリ、湯で卵と相まって秋の美空の下での食事は本当に美味かった。                                                           

100年の森づくりも今年スタートしたばかりですが、100本のクヌギに混ざってヤマザクラなど順調に育っています。                                                                                                                                                                 みんなが楽しく集える100年の森が早く森らしい森にならないかと、気だけはすすむ日々ですが、それでも今年一年で随分と成長した木々たちに目を細める今日この頃です。                     

2009年9月26日 (土)

芽生え

古処山の三角杉で見かけたスギの芽生え(天然更新)です。

      芽生え

三角形のスギがあるのではなく、そこは秋月から見るとスギの植えられた一帯が三角形に見えることから、三角杉と呼ばれています。 

山頂まであと一息のこの一帯は見事なスギが林立しています。                                   その太い真っ直ぐな幹を見上げながらパンパンと掌で叩くと、気の遠くなる時間を耐えて育った幹からは、「お前も頑張れよ」と応えてくれる力強さが伝わってきます。                                 

その登山道の端の古い杉株の上にスギの子が芽生えていました。                                                   多くの種子は芽生えるところを選べません。母樹から播かれ落ちたところが運命の分かれ道だし、発芽しても育つのに適、不適があります。                                                                                                                                                                                                                                             森や山に行くと倒木して腐れた幹の上に列状に芽生える光景はよく見かけますが、それは先祖のベットで命を紡いでいるようにもみえます。                                                                                                   このスギの子も抜き切りされた先祖の古株で芽生えましたが、これから先どんな一生をおくるものか…

スギといえば花粉症の元凶として悪者扱いですが、ガキの頃スギの木に登って濛々と花粉を飛ばして遊んだのを懐かしむこのごろです。                                                                                                                                                                                                                  そういえば、杉の実鉄砲でもよく遊びました。                                                                                                                                                                                                 雄花の開く前の小さい実を小さな竹で作った鉄砲に入れてプチッと飛ばすのですが、そんなモンでも夢中になって遊んだものです。

明日は「100年の森」に美女たちがやってきます。                                                                                           クリを拾って栗ご飯を食べた後は、さて何して遊ぼうか…                                        山ではいろいろ遊びに事欠きません。                                                           童心にかえって遊んでみようと思ってます。                          

2009年9月23日 (水)

古処山‐895M

久々に古処山に登ってきました。

この山は谷沿いに森林の中を歩きますから眺望は期待できませんが、その分涼しくて夏向きの山といえます。                                                                                                                       とはいっても秋月から急坂を約2時間かけて登りますから、一寸しんどい思いをしながら登ることになります。汗を拭き拭き山頂につくと、ご褒美の大パノラマを満喫することができます。

古処山は山岳宗教の聖地、またツゲの原生林(特別記念物)など人気の山ですが、秋にはもひとつアケビを採る楽しみが加わります。                                                                                                                                                                                                      山頂にも石灰岩に挟さまるようにまた跨るように難儀そうなツゲが自生していますが、山頂から屏山に向かって巻き道を通るとツゲのまとまったところにでます。                                                                          そのツゲにアケビが群がっているのですが、今回もタイミングよく口を開いて実のっていました。

アケビは「開け実」が訛ったといわれていますが、そのゼリー状の果肉を頬張ると素朴な甘味が口いっぱいに広がります。                                                                                                                                                                  厄介な種は、プップップッ…プップッと吐き出しながら、秋の味覚を堪能するのが楽しみです。

秋月に降りてきたら路傍にツユクサ(露草)が咲いていました。                                      一日花ですが、初夏には咲き出しまだまだ花を咲かせています。                                                                                   

ツユクサ

テイカカズラとツユクサ

古処山では花弁に模様の入ったアケボノソウにも出合って、山に登る楽しみは尽きません。

2009年9月22日 (火)

クリ狩り・・・その①

クリが落ちてきた~、って言ったら日をかえて三々五々人が寄ってきました。

クリ狩り

わが園ではイガも一緒に拾って片付けてもらうのが参加ルールですが、それでもクリの魅力が勝るようで、結構重労働にも拘らず誰もが嬉々と拾ってくれます。                                 

そんななか今日はK子ちゃん親子の参加です。                                                                                                                 何時もはK子ちゃんとMちゃん(娘)さんですが、今日はK子ちゃんのお母さんと一緒です。                                        (可愛いMちゃんはお仕事で残念でした)                                                                                                                                                                                                                              K子ちゃんの家族はいつも明るくてお喋りが弾むもんだから私も大好きなんですが、普段は静かな栗山も今日はその賑わいで狸さんもビックリの楽しい山になりました。                                                                                            

お昼には拾った栗と、放し飼いから生まれた卵(雄鶏つきの有精卵)を湯がいて、K子ちゃん手作りのお弁当を広げて美味かったの楽しかったの・・・いや~山の食事はうまかバイ。                                        

昼過ぎから生憎とポツポツの空模様となりましたが、それでも沢山の収穫でたいそう喜んで頂きました。                                                                                                                                      この喜んで戴けるのがまたこちらの喜びで、また来年も喜んでもらえるように頑張ろう、と張り合いが生まれます。

100年の森とあわせて竹林とクリ園が私の新しき村、そして楽天地になってなっています。

2009年9月15日 (火)

暮れ泥む秋

      暮れ泥む

              福岡城址:お濠

仕事帰りに散策することも多いのですが、もう随分と日も短くなっ感があります。                                                                               夕刻の柔らかい陽がハスの葉に照っています。

それは日中では見れない夕まずめのほんのいっときの暮色で、何か憩えるような和めるような一日を安堵する風景です。                                                                                     まさに「暮れ泥む」ときですが、「なずむ」は沈むの字を当てるのかと思っていたら、泥なんですね。                                                       攪拌した泥が落ち着く様なのでしょうか。                                                      なずむには滞むも当てるようですから、その留まるでもなく沈殿するでもない微妙な動きが「泥む」なんでしょうね。(自己解釈)                                                                          

ともあれ、この時間、足も滞むいい頃です。

2009年9月10日 (木)

ヤイトバナが咲きました

どこそこに自生しますがこれは明治通りの植え込みです。                                                  

      ヤイトバナ

          ヤイトバナ(灸花:アカネ科)

かずらと葉っぱは可なりの異臭がし、その名をヘクソカズラ(屁糞葛)といい、この名のほうが一般的のようです。

このヘクソカズラは茶花やリースの花材に利用され重用されるのですが、若いときにはなんせ臭くって・・・トホホもんです。

でも、日之影の森林セラピーロードでこのかずらを紹介したら、「あら、いいにおい」という人がいて、みんな「え~」と言っていましたが、何が基準で好き嫌いがあるのか判らないもんですね。

花の作りは「サオトメバナ」というだけあって中々に可愛いいですよ。

2009年9月 8日 (火)

実りの秋…ギンナン

銀杏は(木自体のときはイチョウ)雌雄異株ですから、近くに雌雄それずれが必要ですが、100年の森近くのそれはまるで1本の木かと思うほどに接っいて植えられ、夫婦銀杏となっています。

ギンナン

雄木は荒々しい幹をどこまでも高く伸ばそうとし、雌木は小ぶりの葉を広げて寄り添っています。                                                                                                                                                               この夫婦銀杏は中々に睦まじいようで毎年多くの実をつけてくれます。                                                                                                                       イチョウの実を銀杏(ギンナン)とはご存知の通りですが、加熱すると半透明の緑色をし、独特の苦味を持ってビールのつまみには一品となります。

でも、これから熟するにつれ肉質化した外皮が異臭を放ち、食い意地の張ったタヌキでさえ敬遠するほどです。                                                                                                                                         さらに外皮を取り除くに一苦労で、素手で触ろうもんなら気触れるからそれまた大変です。                                                                                                                                      悪臭と気触れの大格闘の末に、白い殻をまとったギンナンになりますが、美味いものを手にするのも難儀なものです。                                                                                                                                                                                       その結果コタツに入ってビールを飲みながらのギンナンの美味さといったら、まるで緑の宝石を頬張るような幸せを得ることができます。

柿も色づきだしたし・・・秋っていいですね。

2009年9月 6日 (日)

100年の森づくり

久々に100年の森に行ったら、草が伸びていたので、早速草刈をしてその草を株の周りに敷いてあげました。

今春植えたクヌギも太くなり広い葉っぱを広げてよく育っています。                                                                           後から植えた二本のヤマザクラも一気に1㍍以上も伸びて、夫婦桜も順調なスタートです。                                                                        そして、ユーカリもミモザもゲッケイジュもニッケイも私の背丈を越えて育っています。

それから、ある公園から分けて戴いたムクノキもエノキもケヤキもトウカエデもみんな根付いています。                                                                                                                                                                そして近所のブロックの隙間に生えて刈られて無残になったナンキンハゼも、ここでは可哀想だと引っこ抜いて100年の森に移植したら、いっぱいの小枝をだして、長い柄をもった可愛い葉をつけて喜んでいました。

もう4~5年のすればクヌギも育ってカブトムシもやってくるでしょう。                                  楽しみの森づくりはまだまだ緒に就いたばかりですが、きつい草刈も私的レクリエーションで、作業にも楽しみがあります。                                                   

まもなく、クリが落ち始めます。                                                            ギンナンもいっぱい実っています。

楽しい秋も、もうそこ。                                                                                                                                                          うれしいですね。                                                                                                                    

2009年8月29日 (土)

ツクシオオカヤツリ(県指定天然記念物)

福岡城址傍のお濠に自生しているツクシオオカヤツリです。

      ツクシオオカヤツリ

      ツクシオオカヤツリ:多年生草本

インドやマレーシアなどに分布し、日本ではこの地以外に知られていないと看板にありますが、古賀市・千鳥ヶ池公園にも自生しているとも聞きます。                                                                            「ここだけ」といわれると「そりゃ貴重だね」と思うけど、外にもあると聞けば「なんじゃ」となりますが、同じ県内だから「ま、いいか」ということにしときましょう。

三角形の茎を2㍍近くにも伸ばして叢生しています。                                            これで「蚊帳」をつくって遊んだら大きなものができるだろうなと思いますが、「県指定」なので採ることは止しにしましょう。

それにしても気になるのは一面のハス(蓮)ですが、ここのブロックは先の大風で痛んでないように見えるものの、例年の花数に比べれば随分と少ないように思います。                                                                この先の陸上競技場の傍のブロックでは傷んだ葉を枯らして可哀想なほどに見窄らしくなっています。

残念な今年のハスでしたが、その緑に地味な赤茶けた花をつけたツクシオオカヤツリですが、一つのアクセントにはなっています。

2009年8月23日 (日)

興福寺の阿修羅像

甥のTがやってきたので、九州国博の阿修羅展に行って来ました。

      阿修羅

国宝・興福寺の阿修羅様はサークルの中に安置され、それを幾重にも重なって観賞する人気振りでしたが、私もその輪に入って押し合いへしあいながら暫しお姿に見とれていました。

阿修羅と呼ばれる頃は人間に害をなす凶悪な魔神として、帝釈天様との戦いに明け暮れていたそうですが、やがてお釈迦様によって教化され女神かと紛うほどの美男子となって仏教の守護神となられたそうです。

異形といえる三面六臂のお姿と表情は、お釈迦様の教化によって迷いから目覚め愁眉を開いたところだそうです。                                                                                                                                                                                               正面の眉を寄せながらもその視線は真っ直ぐで悟りを得たかのような深いものであり、左のお顔は下唇を噛み懺悔と後悔の表情でもあり、そしてもう一方の表情は何かしら安堵したようでもあり…。                                                                                                                         何時までも対面していたいありがたいお姿でした。                                                                                                                                                                         できるものなら、静かな興福寺で夜半に座してお会いしたい阿修羅様でした。

2009年8月19日 (水)

これは珍妙な仕組みですね。

ワイフの実家に一抱えもあるアオギリの大木があります。

      アオギリ

      アオギリ(青桐:アオギリ科)落葉高木 

その木は玄関の横にあって長い柄に大きな葉っぱを広げて夏を涼しくしてくれますが、やがて枯れてその大きな葉を落とすので、秋口に全部の枝を幹から切ってしまっています。                                               ですから、庭のアオギリに花が咲いたりその果実を見ることはありませんでしたが、舞鶴公園で、この珍妙なアオギリの果実に出会いました。

大きな葉に混ざってそれまた大きな果実をドッサリとつけてる様はそれだけでも異様ですが、その一つの果実を見ると、これまた他にはない珍妙な形をしています。                                                                              図鑑によればこれはもう舟形の莢の果実が裂開したあとで、心皮の周りに種子をつけた段階のようです。                                                                                                                             やがてこの心皮が枯れて軽くなると風と共に飛んでいくそうですが、それにしても大層に大掛かりな仕組みです。                                                                                                                                                          よっぽどの大風が吹かない限り遠くまでは飛びそうにありませんが、何となく「ご苦労様」といいたい感じです。

この種子は、室町時代には炒って菓子にしたり、太平洋戦争中はコーヒーの代用にしたそうですが、そうならば私も試してみようかと思っています。                                                さて、どんな味がするものか・・・楽しみでもあります。

2009年8月17日 (月)

メダカの学校

延岡の親戚にお邪魔したら、庭の水鉢にメダカの学校がありました。

      ホテイアオイ

 ホテイアオイ(布袋葵:ミズアオイ科)別名:ホテイソウ(布袋草)

この水草は明治時代に観賞用として移入されたそうですが、今では全国津々浦々まで蔓延り、水田や池では邪魔者として害草扱いされるほどに勢力を拡大しています。                                                                                                そんなに旺盛なホテイアオイも、水鉢のような狭い貧栄養なところでは自分が生きるのが精一杯のようで、花に今一勢いがありません。                                                               でも、株を引き上げてみると驚くほどの髭根を蓄えており、少ない栄養でもしっかりと生きていく術を備えています。

引き上げた鉢の中には可愛いメダカが数匹泳いでいます。                                                         お天道様が当たる庭の水鉢なら煮えるほどの水温になってメダカは生きられないでしょうが、ロゼット状に広がったホテイアオイの茂った葉のお蔭で、快適な環境になっています。                                                                                                    ホテイアオイもメダカの糞で栄養を補い、いい共生関係にあるようです。                                                          ここにも一つの生態系を狭い水鉢に見る事ができます。

葉柄の一部が膨らんで気嚢をつくって浮いていますが、これが布袋様のお腹に見立てたのが名前の由来となっています。                                                                                                                                花被は6枚で上部に位置する1枚が大きく濃いブルーに黄色い炎状の斑紋が特徴です。

暑い夏には涼しげな一草です。

2009年8月 9日 (日)

麻生池‐オグラコウホネ

先日、福岡県下の15少年団が集まって、ここ星野村池の山キャンプ場で「緑の少年団交流集会」がありました。

      星野村‐麻生池

キャンプ場のシンボル的なこの池は、ひょうたん型をして結構な広さがあります。                                                 大きな鯉が集まって餌を強請るのも愛嬌ですが、麻生池に浮かぶ「オグラコウホネ」(巨椋河骨・スイレン科)が珍しくて目を惹きます。

オグラコウホネは京都府南部の巨椋池で発見されたことで命名されたそうですが、湖底から細長い茎を伸ばして、花を黄色一色にまとめて、湖面にポコンポコンと突き出る様は静かな山間の緑とマッチして風情を高めていました。                                                                            

子供の自然教育に最適なキャンプ場ですが、大人でも過ごしてみたいなとてもいい「池の山キャンプ場」でした。

2009年8月 2日 (日)

シコンノボタン(紫紺野牡丹)

簀子小シグナルから港側に入った小さな公園の一角に咲いています。

      シコンノボタン

     シコンノボタン(紫紺野牡丹:ノボタン科‐別名ノボタン)

中南米原産の常緑低木。                                                                           葉は対生で基部はやや丸く先端は尖っていて、平行脈が特徴的です。                                                                                                    葉裏にはその葉脈がくっきりと現れ凹凸がありますが、葉表には軟毛で覆われビロードのような手触りです。

花は枝先に密集して紫紺の5弁のおおきな花を次々に咲かせ目を惹きます。                                                                                                                                 流通上ではノボタンと混同されますが、ノボタンは短いオシベが黄色で長いオシベが紫色です。                                                                                         シコンノボタンは長短ともオシベは紫色でその違いが判ります。

一見丈夫な草花のようですが、立派な樹木で3㍍ほどになるそうです。                                         でも幹は細くその割には枝先に多くの葉と花をつけますから、風には弱そうです。                                                                                                               この公園の木にも、心優しい人が支柱を添えていましたが、葉と花に比べればもちょっと丈夫な幹を工夫して自立してもよさそうな樹木でした。                                 

2009年7月31日 (金)

どっこい・・・ハス

福岡城址のお濠のハス(蓮:ハス科)が、先日の大雨と風とで無残なことになっています。

      ハス

いつもならお濠いっぱいの緑の間からハスの花がのぞくと、「夏が来た」と実感するのですが、今年は残念です。                              

先日の未曾有の大雨で福岡県下では大きな災害に見舞われましたが、このお濠のハスも見るも無残な状態になっています。                                                                            広いお濠を埋めつくしたハスですが、その真ん中をまるで暴風がのた打ち回ったかように、ハスが千切れ倒されて茶色っぽく変色しています。                                                                                                                                                    辛うじて端のほうは一見無傷のようですが、開花には随分と影響があるのではないかと思われます。 

自然界では「攪乱」はつきものですが、その攪乱を前にはハスも人間もまるで無力ですけど、それでも「どっこい生きてる」って、そういう丈夫さも持っています。                                                                       

そんなことでひどい災害もなんのその「どっこい生きて」みせましょうや。                      

2009年7月22日 (水)

も一寸した名前を・・・

昨年竹山で見つけたのを花壇に移植していたら、美しい花を咲かせました。

      

         サフランモドキ(ヒガンバナ科)

中米・メキシコ原産で、1845年に観賞用として移入されたのもが、帰化植物となって野生化して広まっているのだそうです。                                                                                                                                    「広まる」といっても、どんな弾みで竹山に自生したのか・・・興味が尽きません。

当時はサフランと呼ばれていましたが、その後本家のサフランが入ってきて、サフランモドキとなったそうです。                                                                                                                                                                            でもこんな美しい花ですから、も、一寸立派な相応しい名前はなかったもんでしょうか。                                                この花は、雨が降ったら咲くことから、別名をレインリリーとも呼ばれるそうですが、何かそれもしっくりこなくて・・・

写真は色が飛んでいますが、美しい濃いピンクの6弁花におしべにつく長い葯がこの花の調和を図っています。                                                         半耐寒性球根で半日陰でも育つとありますので、丹精こめて殖やしてあげようと思っています。

2009年7月20日 (月)

大奮闘…でした。

連休の2日間をフルに利用して、竹林とクリ園とその周辺の草刈を一気に済ませました。                                      お蔭で今日は、トホホの筋肉痛・・・

15本ばかりのクリの成木があって、毎年多くのクリの恵みを戴くのは幸いなのですが、一方その草刈も大変なのです。                                                                                          少なくとも年3回、できれば4回は刈らないとすぐさま藪化してしまい、クリを拾うにも難儀する羽目になります。

1日目は、家の周辺と竹林の草刈り。                                                                                                                  そしてクリの太い枝がポッキリと折れ倒れていたのを、チェンソーで切って片付け・・・                                                                  終わったのが午後7時。

2日目は、ウメの古木が強風でこれまたポッキリといっていたので、またまたチェンソーで玉切って片付け。                                                                                                                        そしてクリの下刈り開始。                                                                                                                汗ダクダクでしたが途中雨が降って仕事も快調。                                                                  草刈は雨降りがよ~捗るんです。                                                                                                             すでに大汗で全身ずぶぬれ状態ですから、雨が降れば気分も爽快・・・                                                                                                               まさに慈雨なんです。

予定通り終わって、100年の森に植えたクヌギを見て廻って終了。                                                                                                         したらもう、6時になっていました。                                                                                                                                                                           それから風呂に入って帰宅したのが、午後8時。

今朝起きたら、両の腕が筋肉痛・・・                                                       ま、3日間の仕事を2日で終わったのだし、そのお蔭で今日は完全休養だし・・・                                                   ま~いい3連休でした。                                            

2009年7月13日 (月)

高貴な香り…フウラン

日之影の旧友・T君から分けてもらったフウランが美しい花を咲かせ始めました。

      フウラン

           フウラン(風蘭:ラン科)

江戸の昔から観賞として高い人気をもつ、このフウランは深山の高木に着生しますが今では乱獲がたたって絶滅の危機にあります。                                                                                                                                                                       

そんな貴重なフウランをワイフの実家の座敷傍の梅の古木に這わせました。                                        春に貰ってもうこんなに花をつけました。                                                                              随分と居心地がいいのかもしれません。

フウランは成長が遅いので、若木で成長の早い木には着生に無理が生じます。なにより、フウランは古木がよく似合います。                                                                                                                                                                                                                      枯れや割れの入った無骨な梅の肌に、緑の葉っぱと真っ白な花の取り合わせはとてもよくマッチします。                                                                                                                                       

特段の手入れも要らず、葉、花、香りの三拍子揃った奥ゆかしく静かだけど、凛とした風格をもつフウランをこよなく愛でていこうと思っています。                                                      

2009年7月10日 (金)

何で…

グリグリと…。

      ネジバナ

          ネジバナ(捩花:ラン科)

何で螺旋状に花をつけるのか?                                                         花に聞いても埒があきませんので、学者様にすがれば、「花茎の一方側に花をつけると、傾くからだ」そうです。                                                               そんな答でいいんだろうかと思いますが、可愛い花は傾くほど重くもなく、また傾いて不具合なら花茎をもちょっと丈夫にすればいいことだし、また傾いたら傾いたで傾いた風情もいいんじゃないかと思いますけどね。                                                                                                              「花語」が聞こえないのが全く残念です。                                                                                                                                       やっぱ、「聞き耳頭巾」があったらな~と思っちゃいます。

そのネジバナは細長い花茎に20個前後の小花を螺旋状につけますが、その巻き方は右巻(時計回)と左巻(半時計回)があります。                                                                                                 写真でもその違いがお判りいただけると思います。                                                  

花と云えば、ピンクの5弁と白い唇弁からなった綺麗な花ですが、稀に白花があってそれは愛好者の垂涎ものだそうです。                                                                                                                              私の100年の森にも純白のネジバナが咲いてくれんだろうか…。

2009年7月 6日 (月)

星のふるさと公園…池の山

久々にふくおか森林インストラクター会の活動に参加しました。

そこで出合ったのが、このヒノキバヤドリギ(檜葉宿木:ヤドリギ科)です。

      ヒノキバヤドリギ

山の池の畔のヤブツバキの幹や枝にいっぱい寄生していました。                                                                                                  見た目はシャコバサボテンを細く小さくした感じですが、なるほど檜の葉っぱようでもあり、またその方がネーミングもおさまりがよさそうです。                                                       

この植物を紹介してくれたのは会員のMさんですが、このMさんの知識は半端じゃなくて、植物図鑑が何冊も頭に入っているかのような博学ぶりなんです。                                                                                                                                                                             そして笑顔を絶やさず実に丁寧に教えてもらえるんですが、知識が豊富だから余裕なんですね・・・。                                                                                                                                                                                                  羨ましい限りです。

私はといえば、話を聞きながら携帯で写真を撮って名前を入れて、と大童でしたが自分で図鑑を広げて学習するより何倍も捗りますから大助かりです。                                       

お蔭様で今日も初めて見るいくつもの植物に出会いました。                                                                                       「感動」ですね。

これだから野や山は楽しいんです。      

2009年7月 2日 (木)

100本の庭木より…

「1本のモッコク!」と云われるほどの名木です。

       モッコク

        モッコク(木斛:ツバキ科‐常緑中高木)

また江戸五木の一本ですが、その江戸五木とは、江戸で重視された庭木で、モッコク.アカマツ.イトヒバ(ヒヨクヒバ).カヤ.イヌマキを指します。                                                                                       このモッコクの根元に、センリョウやマンリョウを植え込み、「千両万両を持って来い」と表現したそうです。                                              

モッコクは、紅紫色の葉柄につく新緑が特に美しいのですが、年中緑をたたえ自然と整った樹形を作り、庭の主木としての存在を示します。                                           

明治通りのモッコクに花が咲き始めましたが、ツバキ科とはいえイメージは随分と違います。                                                                                                          枝先にクリーム色をした小花を密につけ高貴な芳香を放ちますが、その香りがランの仲間のセッコク(石斛)に似ているところからこの名を頂戴しました。                                              

2009年6月25日 (木)

アベリアの中でも・・・

      エドワード・ゴーチャー(アベリア園芸種)  

    アベリア

元々刈込みにも強く花期も長いことから、垣根や分離帯などによく植えられてきましたが、明治通りのお濠端にアベリアが咲きだしました。                                                                                その近くのマンションの植込みになっている本種は、花も大きくゆたかで濃い色をしています。                                                                                このエドワード・ゴーチャーは改良園芸種で、耐寒性常緑低木で全体のまとまりがよく花つきも多く色も濃くなっています。

アベリアとはツクバネウツギ属に属する植物の総称ですが、別名をハナゾノツクバネウツギ(花園衝羽根空木)ともいいます。

花を覗くとたっぷりと溜めた密がみえます。                                           花をとって花基の方から吸うとツバキ(椿)とはまた違った味がしますが、花の少ないこの時期には昆虫たちのご馳走でもあるんです。

2009年6月23日 (火)

降れば降ったで・・・

梅雨入り宣言以来全くの雨降らずで、カランカランの空梅雨でしたが、漸く雨が降ってくれました。

100年の森のクヌギたちも、そして挿し木をしていた苗木たちも青息吐息でしたが、この雨で一息ついてくれたと思います。

でも、昨夕の大雨には全く閉口しました。                                               何時もは天神まで散策方々歩くのですが、風交じりの激しい雨で昭和通りがまるで河のようになって、靴もズボンもグショグショ・・・。                                                                                      とうとうバスに乗ってしまいました。                                                     

のどが渇いたときのビールはまさに美味ですが、もう呑めんのにもっと勧められてもね・・・。

昔から五風十雨といって、5日目ごとに風が吹き10日目ごとに雨が降るのが穏やかで作物たちにもいい塩梅なのですが、最近のようにカランカランに日照ったりそして降ったら降ったで、「そんなには要らんバイ」みたいに降られたら往生してしまいます。

ま、そうは云っても降らんまんまじゃヒトも植物も往生扱きますので、「まぁ、良かった」と安堵することにしました。

草木も一息つきましたので、今後は降っても梅雨らしく「シトシト・・・」と降ってもらいたいもんです。

2009年6月21日 (日)

ニワゼキショウ

乾燥した日当たりを好むようです。

      ニワゼキショウ

    ニワゼキショウ(庭石菖:アヤメ科・北アメリカ原産)

葉がセキショウ(石菖:サトイモ科)に似て、庭に咲くからニワゼキショウ(庭石菖)ですが、茎頂の苞葉から数本の花柄を出し、6弁の頂生花をつけます。                                             花の色は白から紫とありますが、舞鶴公園のこれは美しい濃い紫でした。

乾燥した日当たりを好むようですが余り乾燥する地では当然草丈も花も小さくなって、よく見ないと見落とすぐらい可愛い花です。                                                       これも一日で終わる一日花ですが、同時に咲くトキワハゼ(常磐爆:ゴマノハグサ科)も小さいけど中々に美しい花です。

暑い夏にあっても、可愛い草花は結構多いものです。

2009年6月16日 (火)

「紅一点」はザクロだったんです

福岡城址のお堀端にザクロが咲いています。

      ザクロ

      ザクロ(石榴/柘榴:ザクロ科西アジア原産)

今はいろんな花木が改良されて年中いろんな花が楽しめますが、昔の初夏のこの頃は花が少ないものでした。                                                                                                                 中国の詩人・王安石は詩「詠柘榴」で、万緑叢中紅一点と詠みました。                                                      それが紅一点の語源です。                                                                                                          当時は草木全てが緑の中でザクロの花が赤く咲くのを「紅一点」と詠んだのですが、暑くなる初夏にあって赤い花も実にいいものです。                                                                                         この花が散ったら形の美しい萼が残りますがこれもまた楽しみです。

ワイフの実家にも一本あって毎年4・5個の実をつけますが果実は細い枝に不釣合いな程の大きな実をつけます。                                                    これが実って割れると中に小さな粒粒がびっしりとくっ付つきあっています。                                                                                                    それをポロポロとほぐしたり、齧ったりしますが、種が大きく余り食べ代はありません。

解説書によると「人肉の味」がするそうですが、私は人肉は喰ったことはないし何とも云えませんが、その昔お釈迦様が子供を喰う鬼神「訶梨帝母」にザクロの実を与え、人肉を食べないように約束させたところ、それからの訶梨帝母は鬼子母神となって子育ての神になったそうです。

一本のザクロにこんな話があるのも興味ですね。

花言葉は、「円熟の美」「子供の守護」などがありますが、イギリスでは「馬鹿」なんだそうです。                                                                   なんで馬鹿なのか、こちらも興味がわきますね。                                                                      

2009年6月15日 (月)

雨が恋しいスイレン

梅雨入り宣言があったと思ったらカラッカラの上天気で、今日なんかは爽やかな風まで吹いていました。

       スイレン

先日は梅雨にはアジサイと書きましたが、そのアジサイもそして福岡城址のお濠に咲くスイレンも、雨が恋しいと空を見上げています。

沖縄は災害が発生するほどの大雨だそうですが、満遍なく五風十雨よろしく穏やか・・・いや、今は梅雨らしく降って貰いたいもんです。

2009年6月10日 (水)

梅雨にはアジサイですね

舞鶴公園近くのお寺さんに咲いたアジサイです。

      アジサイ

   アジサイ(紫陽花:アジサイ科またはユキノシタ科とも)

球状の真ん丸いアジサイは、日本原産のガクアジサイを改良したものです。                                                                                                   中心部にまとまって咲いているのが本来の花で、その周りの花らしいのは装飾花です。                                            アジサイは咲いてから花の色が変化しますが、そこから「七変化」とも、また「移り気」とも云われたりします。

アジサイは、藍色が集まったあづさい(集真藍)が訛ったと云われていますが、最近では色とりどりの多様なアジサイを見ます。                                                                                                                 多種多様なアジサイですが、これからの鬱陶しい梅雨には藍色が一段と栄えて美しいですね。

シトシト降る雨に、美しいアジサイとちっちゃなカエルはいいニッポンの風情を感じます。 

2009年6月 8日 (月)

清楚なナツツバキ

舞鶴公園の近くに咲いています。

      ナツツバキ

       ナツツバキ(夏椿:ツバキ科)落葉高木

                                                               蕾の頃はふっくらと丸いツバキらしい?感じですが、葉っぱや花の質感からは一般に言う常緑のツバキとは随分違います。                                                         花弁は5枚で繊細なシワがあります。                                                     朝開花して夕方には萎む一日花ですが、そこはツバキらしくポトンと丸ごと散り落ちます。

10月頃に赤褐色に熟した朔果(さくか)は五片に裂開しますが、これを採ってチロリアン・スパイスブーケの花材にします。                                                          そしてクリスマスや年末正月を豊かに演出してくれます。                                                      清楚な花の愛好者も多いのですが、さらに「死んで皮を残す虎」ほど大仰にはいいませんが、散っても殻斗を残すしっかり者なのです。

2009年6月 4日 (木)

ええ香り・・・タイサンボク

あまくなんともいい香りのタイサンボクが咲きました。

      タイサンボク

この花を間近で見ることや、ましてや花を嗅ぐことはまず望めません。                                                                                 でも西公園ではまだ小さい木に蕾を見つけたことから、今日また公園に行ってきました。

そしたら満開に咲いていました。                                                                                                                                            真っ白な花弁は9枚で洋杯型をした大輪です。                                                                                      被子植物では原始的なタイプだそうで、花の中心に花軸がたち、多くのオシベとメシベが集まっています。

綺麗な花を覗くこともですが、どんな香りがするのか関心の的です。 

そしてその香りは、「甘い」というだけでは表現できないとてもいい香りです。                                                                                                                                        それもそのはずで、マグノリアの香水の原料になるそうです。                               

マグノリアとは、モクレンやコブシやタイサンボクにつく学名の総称ですが、香料業界ではタイサンボクのことを言うそうです。                                                                                                     香水になるぐらいですからいい香りは当然でしょうが、木に咲いているこの花の香りを嗅げることはまずありませんから、今日は美しい花といい香りに接してとてもいい気分に浸ることができました。

2009年6月 2日 (火)

まだ蕾ですが・・・

久々に西公園に登ったらタイサンボクが咲きかけていました。

      タイサンボク

       タイサンボク(泰山木:モクレン科)常緑高木

樹木の感じからまた名前からして中国原産のように思われがちですが、北米原産で1873年に渡来したといわれています。

葉は全縁で裏側に反る傾向があり革質で厚く光沢があり、裏面は鉄サビ色の軟毛が密生しています。

樹高は20㍍にも達し剪定に弱い樹ですから、一般の庭園には無理があります。                                                           ですから公園などに植えられることになりますが、樹が高くさらに花を上向きに咲かせますので中々花を間近で見ることはありません。                                                                                                                                     花径は10~15㌢にもなり白色のホオノキ(朴の木)に似た花を咲かせますが、大木に育つこの花を俯瞰することや匂いをかぐことは稀なことなので、日をおいて開花の様子を見てみたいと思っています。                             

2009年6月 1日 (月)

何を映すか・・・イワカガミ

平治岳のミヤマツツジの株間に咲いています。

      イワカガミ

        イワカガミ(岩鏡:イワウメ科多年草)

岩場に好んで生え光沢のある葉を鏡に見立てのが名の由来です。

淡紅色の花も濃いのや淡いのがありますが花茎は10~15㌢。数輪の花を横向きに咲かせ、花弁は漏斗形に5裂しその先はさらに細かく裂けています。                                   

山肌を染め上げるミヤマツツジもそれはそれで美しいのですが、ツツジ類はちょっと距離を置いて見るほうが美しく感動します。                                                                                                                                                                      その点このイワカガミは小さいこともあって遠目には全く目にすることはできませんが、ふっと気づいた足元に咲いている様は、まるで山の妖精にも出会ったような感動があります。                  

喘ぎ喘ぎながらの疲労困憊でも、このピンクの可愛らしい花に出会えば、ホッと一息入ります。                                                                          それはもっと近づいて花一つ一つを「可愛いね」と愛撫するほどの可愛らしさをもっています。                                                                                                                                   

群れて遠めにも美しいツツジですが、顔を近づけるさせる魅力を持つイワカガミもまた美しい花です。                                     

2009年5月31日 (日)

平治岳から大船山に遊ぶ

30日早朝に発って、平治岳から大船山に登ってきました。

      平治岳

吉部のゲートまで行った後、坊がつるを経由し、大戸越えから始まるミヤマツツジ(深山躑躅)の中を平治岳(ひいじだけ:1643㍍)に登りました。

生憎の空模様でガスがかかったり晴れたりのコンディションでしたが、見事な花に多くの登山客が訪れ大賑わいです。                                                                                                                     11時には山頂に立ったのでそこら辺を楽しんだ後、また大戸越えに降りてそのまんま向かいの急坂を登って北大船(1706㍍)に12時到着。                                                      ここで山肌一面に広がるツツジに囲まれ、坊がつるを見ながら昼食タイム。

予定にはなかったけど、ここまでくれば大船よ!ということで、大船山(1786㍍)に向かう。                                               ここ大船山はまだ咲いていなく、空模様も悪くなってきたので早々に下山することにしました。

段原から坊がつるに出たところで雨になりましたが、美しいミヤマツツジも見れたし、平治岳から大船山まで踏破できたことが体力的にも安堵できていい山行となりました。(感謝)

2009年5月27日 (水)

似て非なる・・・

キンシバイに似た花が西鉄GH前の花壇に咲いています。

      ビョウヤナギ

        ビョウヤナギ(未央柳:オトギリソウ科)

キンシバイについては先日紹介しましたが、このビョウヤナギは長安の都に造営された未央宮(ビオウキュウ)に植えられたヤナギ(柳)の葉に似ているところから付いた名だそうです。

キンシバイと枝や葉の付き方がそっくりで、別々に観ると混乱するようによく似ています。                                                                                     でも並べてみれば、花弁のつき方やおしべの長さに違いを気付きます。                                                                          ただ、こちらのほうが花弁から溢れるように長く目立つおしべから、よほど「金糸」が欲しかったと見えて、別名にキンシカイドウ(金糸海棠)とも呼ばれたりもします。

さらによく呼ばれるのに美女柳とか美容柳などとも呼ばれたりしますが、未央宮のヤナギに因んだビョウヤナギ(未央柳)のほうが響きがいいようです。

2009年5月24日 (日)

今年も豊作の予感

独特の匂いを放ってクリの花が咲き出しました。

      クリの花

         クリ(栗:ブナ科落葉高木)

長くふさふさしたのが雄花の集まりで、雌花はその基部にポツンとつきます(写真:枝下側から伸びた右側のまだ開花していない雄花の基部に頭に白い房をつけた緑の玉状のもの)                                                                                                                                                                   雌花に対して過剰過ぎる程咲く雄花からは、精液に似た特有の匂いを放ち、多くの虫たちを誘います。                                                                                                                                    ヒトだって、一個の卵子に数億の精子が殺到するわけだけど、このクリもやたらとオスが多くてまた匂いまでヒトと似ているなんて・・・。

今から一週間ほどが開花シーズンなので晴れの日が多ければ今年も大豊作間違いありません。 

クリの若木や成木でも辺材部分は柔らかく、鉈でも鋸でも易く切れますが、乾燥した心材はとても堅く腐りにくいのです。                                                        そこで鉄道の枕木に用いられたり銃床にも使われましたが、建築の高級材として昔から今も重用されています。

しっかり者で高級な実もつけて有用な樹木なんです。                                                                                                                                               

2009年5月19日 (火)

庭に欲しい・・・キンシバイ

美しいキンシバイが咲く頃になってきました。

      キンシバイ

    キンシバイ(金糸梅:オトギリソウ科 半落葉小低木

中国原産で宝暦10年(1760年)に渡来したそうですが、よく枝分かれしてやさしく垂れる枝に黄色の花をよくつけます。                                                                    五群にまとまったオシベを金の糸に五弁の花をウメに見立てたのが名前の由来となっています。

よく似た花にビョウヤナギ(未央柳)があります。                                                   ビョウヤナギの方が長くて沢山のオシベを持っていて「金糸」に相応しいと思うのですが、「金糸」が付与されなかったのは、キンシバイの方がまとまりがよく品があるからなのでしょうか。

これから次々に開花しますが、やさしい雨にあうと緑の美しさと美しい黄色の花が一層際立って見えます。                                                              庭の奥の仕切りに植えるといい一品です。

2009年5月17日 (日)

スイレンが咲いています

舞鶴公園西広場の明治通り側のお濠にスイレンが咲いています。

      スイレン

           スイレン(睡蓮:スイレン科)

続きにはハス(蓮)の咲く広い濠が続きますが、こちらはまだまだ先のことで開花は真夏の頃になります。

ハスは葉も花も水面から立ち上がりますが、スイレンは熱帯睡蓮を除いて葉も花も水に浮かんで生育する違いがあります。                                                                                                                                                                     ナイル河畔に多く咲き、「ナイルの花嫁」と呼ばれ国花になり、他にも多くの国で国花になるほどの人気振りです。                                                       

和名をヒツジグサ(未草:別名とする書籍もある)といい、未の刻(午後二時前後)に咲くから・・・とありますが、実際には朝咲いて夕方まで開花しています。                               午後の眠たくなる頃に咲くから、睡蓮なんでしょうか・・・。

スイレンといえばモネですが、福岡市美術館でモネの睡蓮を観たことがあり、それを捩って「マネの睡蓮」をブログにしたことがあります。                                       何でもすぐに真似しちゃう性分なんです。

以前はワイフの実家に睡蓮が咲く池があって綺麗な花を咲かせていましたが、その後取り壊して仕舞ったのが今になってとても残念に思っています。

2009年5月15日 (金)

立てばしゃくやく・・・

舞鶴公園の小高いところに黒田如水隠居地(三ノ丸御鷹屋敷)跡に、ぼたん しゃくやく園があります。

      しゃくやく園

        シャクヤク(芍薬:ボタン科多年草)

ここは歩道からは登った処にあるせいか余り目立たず訪れる人も少ないようですが、静かな園内には多種のシャクヤクが見事に植わっています。                                                                                      

園内にはボタンもありますが、こちらは既に花を終わらせ、その主役をシャクヤクに譲っています。                                                                                                                                            どちらも美しい花を咲かせ同じボタン科なのに、ボタンは樹木に芍薬は草に分類されますが、それはボタンは冬になっても枯れずに年を越し、シャクヤクは冬には枯れてしまう違いがあります。

シャクヤクの芍は、美味しいと言う意味ですが、ただ美味しいだけでなくいろんな効用があり生薬としても用いられます。                                                        立てば芍薬 座れば牡丹 歩く姿は百合の花と称えられますが、スクッと立ったシャクヤクはただ美しいだけでなく、ちゃんと実用も兼ねた「才色兼備」なのです。

2009年5月14日 (木)

名島門のセンダン

大濠公園から舞鶴公園に向かう途中に名島門があり、すぐ傍に満開のセンダン(栴檀:センダン科)が今丁度見ごろです。

      センダン

「栴檀は双葉より香し」といいますが、それは香木のビャクダン(白檀:別名栴檀)のことでこのセンダンとは違います。                                                                      葉や材には微香があるものの、双葉より・・・というほどの芳香はありません。                           

花は枝先にまとまってつきます。                                                         長い花柄や萼には毛があり、ごく薄い紫の5枚の花弁の中心に濃い紫のオシベが合着して筒状に突出した特異な形をしています。                                                                                        花は1㌢ちょっとの大きさで高いところに咲かせますから、一輪の花を観るというより、高木で枝振りの発達したセンダンにワッサとつけた薄紫の花盛を愛でるのがいいようです。 

このセンダンの奥にシャクヤクの園があります。                                             もう終わった種もありますが、まだまだ見ごろの花も多く咲いています。                                          シャクヤク園は次回に紹介します。

2009年5月10日 (日)

見ごたえのある…テイカカズラ

100年の森と神社の森の境に流れ落ちる滝のように花をつけたテイカカズラがあります。             

      テイカカズラ

      テイカカズラ(定家葛:キョウチクトウ科)

この葛は2月7日に真っ白な綿毛をもった種子でも紹介しましたが、今その葛が花盛りです。                                                                                                                                                                                                                                    普段は切られてしまうことが多いので、これほどのテイカカズラの花を見ることは稀なことです。                                                                                                         

100年の森に植えたクヌギ類は順調に根付いています。                                                                                もう小枝を伸ばしているのもあれば、まだ枯葉をつけて冬眠から覚めていないのもあります。                                                                                                                                                                    一見枯れているかと思うほどですが、確りとその芽は生きています。                                              ただ残念なことに1本だけ枯死しているのを確認しました。                                                                                                                                           その後にはトウカエデ(唐楓)を植え、そして神社の森との境には、高木になって釣り合いのとれる、ケヤキ(欅)、エノキ(榎)、ムクノキ(椋の木)を植えました。

高木の揃った神社の森からクヌギの広がった100年の森は、想像しただけでもいい森になりそうです。

2009年5月 6日 (水)

私のGW報告

2日:早朝から発って、延岡での結婚式が呑みごとの始まりで、私のGWがスタートしました。                                                                                                             甥の結婚式は盛大で大いに呑みましたが、それで終わらないのが田舎の結婚式で、また日之影の実家で宴会です。                                                                                                                         結婚式はめでたい酒で美味しい酒ですが、久しぶりの人にも会えて美味さも量も倍加します。

3日:権現山まで散歩した後、久住のさん宅に訪問。                                                                                            チョイチョイとお世話になるお宅ですが、今回も大いに呑んで楽しい夜が更けていきます。

      ヨーロッパ型ストーブ

部屋にはストーブがあって、電気やガスストーブとは違う薪の火の揺らぎと家人のお持て成しに至福の夜が更けていきます。                                                                                                                                                   お蔭で今宵の料理やビールの美味しいのなんのって・・・                                     

4日:大船山に登る予定でしたが、生憎の雨模様で予定を変更して、さん宅を辞去してから秋月のさん宅を訪問。                                                                                                                         ここはワイフの縁戚になるお宅ですが、もとは御殿医だったという旧家で2年がかりの改修が漸く終わって落成したばかりです。                                                                                                                       町並み保存の対象の家ですが出来栄えも上々です。                                    庭や池を飛ぶホタルを座敷から観賞できるのも魅力ですが、今年はその楽しみがさらに期待できそうです。                                                                                                                             

5日:端午の節句ですが、私の今日のおもちゃは草刈機。                                                                                                                                           植えたクヌギは順調で、シャラノキはもう沢山の蕾をつけています。                                                                                                                        草を刈ったのはその隣の栗園で、まだ咲いているオドリコソウもバッサバッサと働いて一日が終了。                                                                                                                                  夜は重労働の癒しにモツ鍋。                                                                                                                          これでまたビール・・・。

6日:久々にMOBILIO Spikeをキラ~ンと磨き上げて、施設にいる義母を見舞って帰宅。                         

これが私のGW・・・マ、いい休日でした。                                                                                                                                                                     特にお世話になりましたIさんご夫妻、どうもありがとうございました。

2009年4月29日 (水)

子宝に恵まれるかも・・・

兎に角ユニークな繁殖をします。

      コダカラベンケイ

 コダカラベンケイ(子宝弁慶:ベンケイソウ科)マダガスカル原産

植物は一般的に花を咲かせて種子を作ったり、地下茎を伸ばしたりして繁殖しますが、このコダカラベンケイはとてもユニークな繁殖方法をとります。                                                                                       勿論茎頂に淡桃色の花を咲かせても繁殖しますが、そんなことは面倒だよ、とばかりに葉の縁に子供をずらりと並べます(栄養繁殖=無性生殖)。                                                                                                                                                    今は子供はいませんが、もう少し暖かくなってくると、葉の縁にコピーしたような子供をズラリと並べます。                                                                                                                                                                         そしてそのまま根をだして育ちますが、ちょっとの振動でもポロポロと離れ落ちてしまいます。                                                                                                                              そのまま落ちたところで根付く場合もあるし、風に吹かれて転がったり、雨に流されたりして範囲を広げますが、既に根を持っていますので容易に殖えていきます。

そんなことで付いた名がコダカラベンケイ(子宝弁慶)で、子供の欲しい人がこれを可愛がるとご利益があるかも・・・そんなめでたい名の一品です。

2009年4月28日 (火)

幸福を告げる…カランコエ

ベランダのカランコエが可愛い花をつけました。

      カランコエ

      カランコエ(ベンケイソウ科)マダガスカル原産

和名をベニベンケイ(紅弁慶)といいますが、この種は改良が進んで色も色々…小さな花を茎頂に咲かせるタイプを総称してカランコエといいます。

小鉢に育つ小振りな形(なり)のカランコエはそれだけでも観賞ものですが、それに可愛い花をつければもう「可愛いね」と声をかけたくなるほどの一品です。

我が家に来てもう15年にもなります。                                                                                                                                             病虫害にも無縁で厳しい環境にも耐えて花を咲かせてくれますから重宝な一鉢ですが、段々と茎が古木のようになって垂れながらいい風合いになってきました。                        

花言葉は「幸福を告げる」です。

                                                                                                                    

2009年4月27日 (月)

バナナの香り・・・

トウオガタマ(唐招霊:モクレン科オガタマノキ属)中国南部原産

      トウオガタマ

江戸中期には渡来したそうですが、私には初めての出会です。                                                                               常緑小高木で枝を密生させ、葉は革質で全縁、滑らかで深緑色の光沢を持っています。                                                                                花は白黄色からのち淡黄色になりますが、蕾は多いものの花持ちは長くないようです。                                              オガタマノキ(招霊木)の花とはまた違った花のつくりですが、「招霊」と書くようになにか品を備えた花は同属の証明でしょうか。                                                        

オガタマノキの集合果は神楽や神事などで使う鈴の原型だそうですが、このトウオガタマの果実も同様なんでしょうか。                                                                                                                是非見てみたいものです。

オガタマノキにも独特の芳香がありますが、こちらはまるでバナナのような香りです。                                                  英名はそのまんまバナナツリー(banana tree)となっています。

                                                                                                                                     

2009年4月26日 (日)

100年の森で・・・

今日は近所の人が厩肥を栗園に無造作に置いたお蔭で忙しい休日でした。                                                                   栗園にトラック一台分の厩肥がデ~ンと積み置かれましたから堪ったモンジャありません。                                           何故って…                                                                                                                                                              秋になれば美味しい栗がワンサカと採れるのに、そこに厩肥の山があったんじゃ、どげんします。                                                                   堪りませんよね。                                                                                                                                         ちゅうことで、100年の森としてスタートしたクヌギの根っこに播いてあげましたよ。                                                    この前は美味しい肥料(化学肥料)が振る舞われ、今日は最高の有機肥料の大盤振り舞いです。多分今夜の100年の森は大宴会になちょると思います。                                                                          

クヌギが植えられた山は、今まで長年に亘って草刈りがなされその都度燃やされていました。                                                                                                                                                                                                                        灰としての価値はあったかもしれませんが、でも肝心の有機物の供給はなくやせ細った大地でした。                                                                    今日は微生物もたっぷりの有機物ですから、土壌にも生物が殖えて豊かな土になること間違いありません。                                                                                                                                                                                                          ちゅ~ことは廻り廻ってクヌギも喜ぶということなんです。                                          

一仕事終わって思い出したようにタケノコ(モウソウチク:孟宗竹)を掘りましたが、今シーズンはこれでお終いのようです。                                                                                                                                                                                                       タケノコを湯がく傍らで、寝転んで見上げる空の広さと大地の心地良さで、暫し陶然としていましたが、「自然ていいよな」・・・と実感できる時です。                                          こんな環境や時間を大事にしていきたいと思っています。                                                                                                        

2009年4月25日 (土)

鮮やかなクンシラン

ベランダのクンシランが鮮やかです。

      クンシラン

    クンシラン(君子蘭:ヒガンバナ科)南アフリカ原産

濃い緑の葉っぱと鮮やかなオレンジ色の花で人気者ですが、実は本家のクンシランは別にあり、この花はウケザキクンシラン(受咲き君子蘭)といいます。                                 本家のクンシランは筒状の花を下向きに咲かせた地味な容姿から不人気となり、こちらがクンシランとして流通し定着して仕舞いました。                                                        

ベランダの過酷な生育条件下でも病気や虫にも無縁で毎年花を咲かせてくれますが、今年は子供も育て始めました。                                                                                                                                                お蔭様で朝起きてベランダに立つ楽しみがまた増えました(感謝)                                             

2009年4月23日 (木)

清楚なエゴニキ

長い花柄の先に真っ白な五弁花を下げます。

      エゴノキ

        エゴノキ(エゴノキ科)落葉小高木

前に紹介したベニバナマンサクと並んで植えられていますが、ベニバナマンサクのもさっとした樹形に対してスラリとした樹形のエゴノキはお似合いの取り合わせです。

エゴノキは花を枝の下側にぶら下げますから、下から見上げたほうがその美しさがよくわかります。                                                                                                                                                        風に揺れる清楚な純白の花群れは暫し見とれる美しさですが、美しいものには棘…じゃない毒があり、このエゴノキにはサポニンを含んでます。そのえぐい味からエゴノキとなりました。                                                                                                                                                                                                                                                                                       サポニンを含んでいますので、昔は洗濯に用いられたり、魚毒性を活かして魚取りにも利用されたりしました。                                                                

今時、洗濯や魚取りには利用しませんが、スラリとした樹形と枝抜き程度の簡単な剪枝で樹勢を整えますから、近頃は庭園木として人気があり、シンボルツリーとして愛する人が増えたようです。                                                                                                                                                     特に洋風の高い壁際にはお似合いの一本です。

2009年4月22日 (水)

なんじゃもんじゃ・・・

白木原駅前のヒトツバタゴ(モクセイ科・落葉高木)が見ごろになってきました。

      ヒトツバタゴ

和名より別名のナンジャモンジャの方が有名で通りがいいようですが、枝先に純白の花をまとめて咲かせますので、まるで真っ白な雪だ被ったようです。

自生地は中部の一部と対馬に限られていますが、挿し木で殖え壮健なことから公園木や街路樹として広まっているようです。

対馬では、この純白が青い海に映って美しいことから「ウミテラシ:海照らし」と呼ばれ、ヒトツバタゴ祭があり多くの観光客が訪れるそうです。

海岸沿いに広がるウミテラシとそれを映す海のコントラストはさぞ見事なことでしょうが、ビルを背景にしたヒトツバタゴも中々見事です。                                                やがて丸い緑の実をつけますが、それが黒く熟すようになると野鳥も飛んできて、また楽しみが膨らみます。                                                          街に美しい木があるといいですね。                                                            美しい空間と安らぎがうまれ、ヒトも穏やかになる効果を創造してくれます(感謝)                                                                                                                

2009年4月21日 (火)

慈雨…もちょっと欲しかったけど

五風十雨                                                                           五日ごとに風が吹き、十日ごとに雨が降る。(出典:論衡=王充)                                                                                                           意味-気候が穏やかで順調なことで豊作の兆し。                                                          

先日、100年の森つくりのクヌギたちに肥料を施しましたが、昨日は雨が降って正に慈雨でした。                                                                                                                                            今年の天候は安定していて、五風十雨のように思われます。                                                                                                    挿し木にされたセンジュ(コノテガシワ)なども、この雨で一息ついたことでしょう。                                                                     今後100年の森には種々の樹木を植えていこうと思っていますが、その種苗つくりにも多忙です。                                                                                                                                                           後20年もすれば林らしくなるでしょうが、二本のヤマザクラが大成するには100~300年、そして、名前がつくには500年以上、全国に知られるには1000余年・・・                                                                      気の遠くなる話で、その森は想像するしかありませんが、皆が集って賑やかな名山(里山)になるには違いありません。                                                                                                                          その一歩を踏み出したことに感動しています。

それにしてもいい雨でした。                                                       もちょっと降ってくれたらもっとよかったけれど・・・。

2009年4月19日 (日)

生きていること…生きること

2月に剪定したキウイフルーツ(キウイ・キューイ)の枝を花材に使うというので玄関のバケツに入れておいたら、芽を吹き花まで咲かせようとしています。

      キウイフルーツ

   キウィフルーツ(Kiwifruit:マタタビ科)落葉蔓性植物

2月に切ってバケツに入れたまんまですよ。                                               それでも懸命に生きようとして芽を出し、さらに子孫を残そうと蕾をつくっています。                                                                            その生命力のすごさ、力強さ、尊さ・・・改めて感動ですね。

昨日「100年の森」で施肥作業をする傍らで、小父たちが鶏を捌いていました。そのトリたちは生まれてまだ90日余りの、ヒトでいえば17~18の青春真っ只中の若いトリたちです。                                                                                                                                                                                                                                                                                      トリたちも先ほどまで餌を与えられ可愛がられた主人から命を奪われようとは思ってもいなかったでしょうが、それにつけても命の連鎖の頂点に立つヒトの惨さとは何なんでしょうか。                                                                                                                                                                                 野菜も花を咲かせ実をつけようとしているのです。                                               果実も同様。                                                                                                                                                               牛や豚もわが子を増やそうと生きているんです。                                                  昨日もタケノコを掘りました。そのタケノコも子孫を残そうと懸命なんです。                         

ヒトは他から栄養を求めなければ生きてはいけませんから、殺生も止むを得ないことですが、それだけに、今、自分が生かされていること、生きていることを自覚すべきですね。                     

食物連鎖で生態系が維持されお互いに生きていくことができるのですが、その頂点に君臨(?)しているヒトが、実は何も作らず最大の消費者なんです。                                    日頃当たり前のことのように他の命を戴いて生きていますが、じつは多くの命の上に生かされているんですね。                                                                                                                                                                                                                                     自然や生物の恵みに感謝し、命を戴くことに感謝します。

2009年4月18日 (土)

ヤマンカミが・・・

女房のことを「山の神」といいますが、今日は正真正銘の「山神様」の話です。                                          

100年の森つくりを始めましたが、天候にも恵まれて植えたクヌギ(椚・檪)やヤマザクラ(山桜)ゲッケイジュ(月桂樹)ニッケイ(肉桂)なども順調に芽吹いています。                                                            嬉しいですね。                                                                                                                                           一本一本に肥料を播いていたら、小父がやってきて「そこんクスノキの根(根元)にはヤマンカミ(山の神)がおるけんね」という。

そのクスノキ辺りではタケノコを採ったり、どんな木があるやろか・・・と興味があって歩いていましたが、そんな神様がいたとは気付きませんでした。                                              

私がまだ田舎にいた頃、父は山で仕事を始めるときには決まって湯のみ一杯の焼酎を山の神様に捧げていました。                                                                                                                                                                                                                                                                     とは言っても、山の神様には湯飲みからチョロチョロと滴るだけの形式的なもので、あとは全部父が美味そう呑み干していましたが、神にあげているのか自分が飲みたいのか、判ったもんじゃありませんでした。

そんな信仰深い私の故郷では、旧暦の1月20日と11月20日に「山祭」といって、山の神様に感謝する日があります。その時は村の男たちが集まって厳かに・・・いやマ、焼酎を呑むだけのことですが、いまもその行事は続いています。

今読んでいる本に、山の神様の話が載っています。                                                                               只木良也先生の「ことわざの生態学」から引用させていただくと、この「山祭りの日は神様が木の棚卸しをされる日で、木を数え、100本ごとに心覚えにひょいと木を捻る、だから山には所々に捻れた木がある」そうです。                                               そういえば山には所々に捩れた木、ネジキ(捩木)がポツンポツンと生えています。                           

そんな、山の伝統を100年の森で興したいな・・・と思っていたら、丁度いい塩梅にその山の神様が現れました。                                                                                                                                   まさに勿怪の幸いです。                                                         これから私も、100年の森で「ヤマンカミマツリ:山の神祭」を厳かに、そして焼酎を美味く戴こうと思っています。                                                                                                                今日も一日いい日でした(感謝)                                                                                                                   

2009年4月15日 (水)

何で・・・

鋭い棘をもった樹木が大濠公園にあります。

       クスドイゲ

          クスドイゲ(イイギリ科)雌雄異株

棘を持った木は多々あります。                                                          でも、この木は異様です。                                                            先に大濠公園の珍樹を紹介しましたが、これはもう「奇樹」ですね。

何故かというと、棘を備えるということは、美味しい葉っぱを守るとか、美味しい花を守るとか、美味しい実を守るとか・・・何らかの理由があってそれを防御するためにあると思うのだけれど、この木にはそのような”もの”があるようには思えません。                                                                                                                      樹肌も、トウカエデ(唐楓:カエデ科)の様でもあり、アサダ(浅田:カバノキ科)の様でもありますが、とても美味しいと思う美肌ではありません。                                                                                                                                                                                           何で、何の意味があって、こんな重装な棘をこの木は持ったんでしょうか。                                                                                                                                                            日本には、そんな重装備の木を無理してでも食べようとする動物は見当たりません。                                                                                      この木は余りにも「食べられたくない」という妄想が大きくなりすぎて、必要以上の鎧を纏ったようにしか思えません。

「珍木」と同じ大濠公園にありますが、これは先の「珍樹」に対して「奇樹」としか言いようがありません。     

人も十人十色で、なかには天才もいれば私のように「アレ?」といういうような者もいるのと同様、樹木にも「アレ?」「意味ないよ!」という木もいるようです。                                                                

<参考>イゲはクリなどのイガと同じで、「異なる毛」が「異毛」に変化したといわれています。

                       

2009年4月14日 (火)

可愛い花の集い

無骨な葉に対比して黄緑色の花序が目を惹きます。                                 

      タラヨウ

       タラヨウ(多羅葉:モチノキ科)雌雄異株

神社や寺の周辺でよく見かけますが、葉裏を尖ったもので文字を書くとやがて黒く浮かび、何年も痕が残ることから「葉書の木」として郵便局のシンボルツリーにもなっています。

雌雄異株で、雄花序は4㍉ほどの4枚の花弁とオシベを4本つけた小さな花を葉腋に密集させていますが、濃い緑の葉に対して、薄い黄緑の取り合わせが妙です。                                                                                                                                                                                                                                                   雌花序は3~4個と花数が少ないそうですが、この木は雄の木で見ることはできません。

葉は厚く固い上に鋭い鋸歯を整然とつけていますので、別名をノコギリシバ(鋸柴)といいます。                                                                    そういえば子供の頃、この葉っぱで指などを鋸引きしたりして遊んでいたっけ・・・。                                         やったことはありませんが、この樹皮からもトリモチができるそうです。                                                                                  できれば、そんなこんな遊びを子供に伝えて自然を育む人を広げたい・・・と思っています。                                                               

2009年4月 9日 (木)

ヤエザクラが満開です。

見事な咲振りのソメイヨシノが終わるのを待ってたかのように派手な咲振りのヤエザクラが咲いています。

      ヤエザクラ

        ヤエザクラ(八重桜:バラ科サクラ属)

ヤエザクラにも品種が多々あってそれぞれに名前がついていますが、八重に咲いているものの総称としてまた通称として「ヤエザクラ」と呼ばれています。                                                                                                             また山に自生するヤマザクラ(山桜)に対して、里に咲くサクラとして里桜とも言われたりします。

ふっくらとした花はちょっと手を伸ばして触りたくなるほどの可愛らしさがあります。                                                             でも、桜色を濃ゆくして八重の美しい形(なり)ですが、ソメイヨシノの人気には落ちるようです。                                                                                                                                                                        それを承知してか花を八重にし色を濃ゆくして頑張っているのだろうか。                                                                                                          美しいには美しいんですが、あんまり派手なよりも清楚なほうが好まれるのに・・・。          

花言葉:理知に富んだ教育

2009年4月 7日 (火)

美しい…ムスカリ

壺状の瑠璃色をした花が見事です。

       ムスカリ

      ムスカリ(ユリ科ムスカリ属)別名:瑠璃ムスカリ

毎日サクラばかりに見とれていたら、平和台通りの花壇に咲くムスカリの群落を見落とすところでした。                                                                                                                                                    ブドウを逆さにしたように見えるところから、ベリーヒアシンスとも云います。

花言葉は、「寛大なる愛」「明るい未来」などですが、地中海原産のこの多年草はこれといった病虫害も無く、放っといても毎年美しい花を咲かせてくれますから、花壇には是非加えたい一草です。

この花は群れた方がより美しく見えますので、可なりの群落ができる程度の植え込みが必要なようです。                                                                                                                             私もワイフの花壇に植えようと思っています。

2009年4月 6日 (月)

庭木に一本どうですか。

枝をジグザクに曲げたのがこの木の特徴の一つですが、マンサク科だから葉よりも先に花を咲かせます。                                                            この前まで淡い黄色に淡い緑を混ぜた花序を可愛くぶら下げていたと思ったら、もう新葉を開いています。

       トサミズキ

    トサミズキ(土佐水木:マンサク科トサミズキ属)落葉低木

葉に明瞭な平行の葉脈をつけるところからミズキの仲間のように見えますが、違うんですね。

名前の通り、土佐(高知県)に自生する樹木ですが、優雅で清楚な花、新葉の柔らかな美しさ、木立の品の良さから庭木として人気があり、全国に広がっています。

そんな素敵な木ですから、花言葉も「にぎわい」「愛」「優雅」「清楚」などです。

「聞き耳頭巾」②

昨日タケノコ(孟宗竹:イネ科マダケ属)をドッサリと掘りました。                               そして山の大釜で湯掻きましたが、掘ったばかりのは「灰汁抜き」をしなくても美味しんです。                                        そして湯掻く傍では、バーベキューをしながら青葉を見たりこの前植えたクヌギを見渡したりしてのビールは格別でしたね。                                               

ところで「聞き耳頭巾」ですが、タケノコを掘っているときにはとても被っちゃおれんでしょうね。                                                                                                                                     タケノコを掘るたびに、「助けてあげて」、「許して」などから、やれは「人でなし」、「竹(人)殺し」など、タケノコ山が騒然となり、耳を塞ぎたくなるほどの、懇願やはては罵詈騒音まで聞こえてそりゃ五月蝿い事になっているでしょうね。                                                        タケノコを掘るときには、被らないほうが賢明のようです。

でも「親竹さん、ちゃんと親竹用の子供は残しましたからね」だから「安心をし」・・・                                                                 毎年皆が代わる代わるに掘ってしまうので、今年は大げさにも一本一本と高札を立てて、掘らないように保護することにしました。                                                                                                                  

2009年4月 3日 (金)

「聞き耳頭巾」があったら・・・

動物たちの話し声が聞ける頭巾があるそうですが、そんな頭巾があったら私も被ってみないな。

そして、その頭巾が植物の話し声も聞けるんだったら、もう最高だね。

ベランダの花に水をあげたら、私がビールを飲んだ時のように、「美味い!」と云うんだろうか?                                                                                                                                                               この前植えた木に肥料をあげたら、私がご馳走を食べたときのように「美味い!」とやっぱり云うんだろうか?                                                                                                                                                       大きな木に出会ったときに幹をパンパン叩いて、「おーい立派やの!」って聞くけど、そん時その木は何を言ってくれているんだろうか?                                                                                                                                                                   この前、槙(イヌマキ)を剪定したけど、私が散髪したときのようにサッパリした気分になったんだろうか?

聞いてみたいことはいっぱいあけど、それよりまずは山に入ってみたい。                                                                                       山の木たちがどんな話をしているのか、ただただ耳をすまして森の住民たちの話を聞いてみたい。

・・・楽しいだろうな。

2009年4月 2日 (木)

どげなっちょるちゃろか・・・

いやぁ~、昨夜中々寝付かれなくて往生しました。

何故かって?

いやクスノキについて書きましたが、そのクスノキにはダニが住んでいるんです。                                                 そのダニが「どげなったやろか?」て、気になって気になって・・・

それが、どうしたって?

クスノキの葉には「ダニ室」があって、ダニが住みついているんです。                                                                                                                                    何処にいるかといえば、クスノキの葉の裏の主脈から分かれた太い側脈の基部にダニ室と呼ばれるところがあってこの中に住みついているんですよ。

いや気になるのは、新葉が出ると古い葉が落ちて終うんですが、その時ダニ達はどげなったちゃろか・・・そう思うと。

「ダニが死のうが関係ないよ」と思われるかもしれませんが、このダニがいるお蔭でクスノキの葉が守られているんです。                                                           詳しいことは省きますが、このダニがいなくなると別のダニが虫癭(チュウエイ)を作って葉に瘤を作るんです。                                                                    これを虫瘤(ムシコブ)とも云いますが、これはクスノキにとっては迷惑な話なのです。                                                                                        ですから、クスノキは自分を守ってくれるこのダニのために「ダニ室」を用意して住まわしているんです。

そういうダニですから死んでしまったらクスノキも困るんです。                                                                                   で、そのダニがどげなったか心配で心配で・・・

でも、長年の繰り返しですからちゃんと新葉に引越したんだろう・・・と思うことにしました。

次は「ききみみづきん」の話になるのかな・・・。

2009年4月 1日 (水)

春の落葉-クスノキの大普請

萌える新緑の頃となりました。

      クスノキ

     クスノキ(楠・樟:クスノキ科・ニッケイ属)常緑高

芽吹く春に「落葉」とは奇異に感じるかもしれませんが、照葉樹の落葉期は春なんです。                                                               特にクスノキはみずみずしい若葉を出すと古い葉を全部落としてしまいます。                                                          まるでユズリハのようですが、丁度今頃クスノキ全体に赤銅色に朱を混ぜたような美しい新葉をつけています。                                                                                                                          枝には新緑をつけながら根元には積もるように古い葉を散らして、まるで大普請をしているかのような感じです。                                                          

クスノキは長寿で高木になり枝の張り具合や胴周りや根張りもよく、神社の神木として崇められることが多いのですが、照葉樹の中では葉の量が少なく明るい印象があることなどから公園や広場に好んで植えられています。

このクスノキは白木原駅の広場に植えられているまだ若い木ですが、これから太い枝を張って広がりながらクスノキらしく大木に育っていくことでしょう。                                                                                                                 何百年かたって「何とかのクスノキ」って名前がつくように生きて欲しいと願っています。

2009年3月30日 (月)

桜花爛漫ですね

今時、花といえばサクラを指しますが・・・

      ソメイヨシノ

    ソメイヨシノ(染井吉野:バラ科サクラ属)落葉高木

今朝舞鶴公園のサクラの下を歩きました。                                                                                                                      サクラが丁度いい塩梅にちらほらと散って、辺りは花模様となり、お堀には花筏が浮いています。

今時、「花」といえばそれはサクラを指しますが、意外とこれが「国花」ではないんですね。                                                                                                             じゃ、キクが「国花」かといえばそうでもなく、法定上の国花はなく慣習上の「国花」なんだそうです。                                                                                                                                         日本国民の「適当」といえばそれまでですが、春はサクラが、秋にはキクがそん時の国花でいいんじゃないでしょうか。 

なんせ八百万の神様を崇める国民ですから・・・                                                綺麗なもんは「一等」・・・それでいいんです。

2009年3月28日 (土)

春のご馳走…第2弾

タケノコを掘りました。

      オドリコソウ

     オドリコソウ(踊り子草:シソ科オドリコソウ属)多年草

花の形が笠をかぶった踊り子に見立てた名前です。                                          葉腋に淡紅紫色の可愛い花を咲かせますが、かと言って春の主役には抜擢されなかったようです。                                                                                                                                                                                                                  主役の登場までのステージを大勢の踊り子たちが舞っている・・・そんな雰囲気です。                   

先週施肥した竹山に行って見ました。                                              大きなタケノコがニョキニョキと顔を出してましたよ。                                                           料亭などには、土から顔を出さないタケノコを掘りますが、春の柔らかい日を浴びたほうがよっぽどか美味いんです。                                                                                                                                                         その証拠に最近では「穂先タケノコ」といって、伸びたタケノコを揺さって折り落として食べるのが人気です。

山椒の芽も摘んできました。                                                        そして、スイバも摘んできました。                                                        サラダにして食べます。                                                      酸いけどそれも春の味なんです。                                                 

あ、ノビル(野蒜)を忘れた・・・

2009年3月22日 (日)

春のご馳走です

山菜の王様「タラの芽」の初採りです。

     タラノメ‐シイタケ‐タマゴ

        タラノキ(ウコギ科タラノキ属)落葉高木

全身に鋭い棘をつけて防御体制も完備かと思っていることでしょうが、食通の人様にあっては何の意味もありません。                                                                                                                                          そうは言っても採るには慎重が必要で、ちょっと気を緩めると鋭い棘の餌食となって暫く痛みを堪える羽目になります。                                                              低いところなら、そ~っと首根っこを握って折れば良いけれど、この木は5㍍にも達しその枝の頂点に芽を付けますから、入手するにはちょっと厄介です。                                                                                        棘だらけですから登る訳にはいかず、長い竿で挟んで採るか、カギ状の棒で引き寄せて採るか、苦労は要ります。                                                                                                         

今日は、その初採りのタラノメと、昨年伏せこんだ原木から採れたシイタケと、さらに放し飼いの鶏から生まれた有精卵をゲットしてご機嫌な一日です。                                

もう頭の中は春のご馳走と晩酌でいっぱいです。

2009年3月20日 (金)

優美な紅花です

一際目をひく花木が大手門のと或るビルの前庭にあります。

     ベニバナトキワマンサク

ベニバナトキワマンサク(紅花常磐満作:マンサク科常緑小高木

普通にいうマンサク系の花木は無骨な枝を真っ直ぐに伸ばして、葉よりも先に花を咲かせますが、この木は違って嫋やかな枝をした中国原産の常緑樹です。                                                                                                                                                              ですから「常磐」が付くのですが、新しい葉や枝には星状毛がついています。                                                                                                                      枝は細く嫋やかで、それに葉がつき花が咲きますからゆったりと優雅な佇まいをしています。                                                                                                                                                                                   花はリボン状の細長い4枚の花弁を密に集めて咲き、房飾りのようになりますから遠目にもよく目立ちます。                                                                      

春先はナタネに代表されるように黄系の花が多いのですが、今から咲くサクラ色ともまた違ってこの紅花は一層目をひきます。

挿し木で殖えるそうですから、枝をいただいて10年の森に加えようと思っています。

2009年3月18日 (水)

酸っぱいけど…

あの酸っぱい味を持つイタドリが生えています。

     イタドリ

       イタドリ(虎杖:タデ科イタドリ属)多年生草本

虎杖は漢名で、虎は若い茎の肌の紅紫色の斑紋を虎の紋様と見立て、杖はすっと伸びた茎から当てられたとの事ですがちょっとではイタドリとは読めません。けどそう聞けば納得できそうです。

谷筋や川原の肥沃なところに自生し高さ2㍍にも達する草本ですが、春になると小さいタケノコのように生えてきます。                                                              写真は舞鶴公園の土手にある桜の根っこに生えたものです。

太い芽を折るとポキッといい音がしますが、このポキッという音が大事で弾けるような音が出れば美味しさ間違いありません。                                                                                                        蓚酸を含んでいますから独特の酸っぱさがあるものの、子供の頃には採って食べていました。

食べ方は、根っこからポキッと折って根っこのほうから皮を剥きますが、皮には強い繊維質があってよく剥けます。                                                                                                                        剥いて生食するのが一般的ですが、地方によっては漬物にしたり色々な調理法があるようです。                                                                 

その表皮の糸状の繊維から「イトドリ:糸取り」がイタドリの語源だそうです。   

童謡に「土手のスカンポ…♪」とありますが、懐かしい記憶をとどめる春の使者が今年もやってきました。

2009年3月15日 (日)

春の舞台も整って…

畔や土手に花が咲き始めました。

福岡では全国一でサクラの開花宣言がありましたが、その主役登場に野山の舞台づくりが忙しくなっています。                                  

     オオイヌノフグリ

 オオイヌノフグリ(大犬の陰嚢:ゴマノハグサ科クワガタソウ属)

ヨーロッパ原産で1890年に東京に帰化したのが確認されています。それから福岡までどうやって伝播したのか興味が尽きませんが、それにしてもすごい名前を戴きましたね。                                                                                                                                                  果実が犬のふぐり(陰嚢)に似ていることから頂戴した名前ですが、別名に「瑠璃唐草」「天人唐草」そして「星の瞳」などがあります。                                                                          犬のフグリよりかは、星の瞳のほうがよっぽどいい名前だと思いますが、ルリ色をした4枚の美しい花弁に独特の2本のオシベをもった品のある作りになっています。                                                                                                                                                                            一日花ですが群生して次々に咲かせますから、一日花とは思えない程にそこらここらと咲き続けます。                                             

周りを見れば、オドリコソウやぺんぺん草(ナズナ)も咲いていて、主役登場前の踊り子たちは装いを整えて小躍りしているかのようです。                  

畑や土手を歩くだけでも春が豊かになってきました。                                                          この前植えたシャラノキもヤマザクラも芽吹いています。                                      林縁の藪に生えるタラノキも芽を膨らませています。

希望も膨らむ春の幕開けですね。

2009年3月12日 (木)

桜花爛漫も、もうすぐ…

舞鶴公園の桜もほころんできました。                                        枝先に先駆けて胴吹きした短枝にまるで幹からサクラが吹いたようにつけています。

     ソメイヨシノ

  ソメイヨシノ(染井吉野:バラ科サクラ属)落葉高木

桜は日本の原種ですが、桜の霊である木之花咲耶姫(コノハナサクヤヒメ)が富士山に最初の桜の種を播いたと伝えられています。                           

このソメイヨシノは、オオシマザクラとエドヒガンの雑種ですが、最も愛でられる美しい容姿(花)を得たもののその代償は大きく、その寿命は樹木の中では極めて短命になってしまいました。                                                                   花の見ごろは20~40年と言われ、50年も過ぎれば衰えが目立ち、100年を越すのは稀であるといわれています。                                          まるで人生を辿るような生涯です。                                                                                                    また、たまに果実が実ってもそれは不稔で発芽することはありません。従って子孫を残すこともできず、ただ美しい容姿を誇るしかありません。

美人短命…                                                        花の命は短くて…

そう思うと一層愛しくなります。                                                                  もう少しもう少しで開花です。

楽しみですね。

                                                                                                                                                                             

2009年3月 9日 (月)

先ず咲くから…②

トサミズキ(土佐水木:マンサク科落葉低木)

       トサミズキ

この木も葉に先駆け花を咲かせます。                                                                                            ミズキ(水木)の名がついていますが、葉はちょっぴりと似た様なものの「ミズキ」や「ハナミズキ」とは違います。                                                                                                    ま、写真のように花が違うので間違いようはありませんが・・・。

今日、鳥栖に行く用があって高速道路を通りましたが、路側帯に植えられた並木の真っ白なコブシ(辛夷:モクレン科)が満開でした。                                                                     先ず花を咲かせる木から春の訪れを知ることができますが、まもなく木々達も芽を吹きそして花を咲かせます。                                                 そうすれば花見の季節ですね。

花見ですよ・・・花見。                                                          

花見酒が待ち遠しいこの頃です。

2009年3月 8日 (日)

何んか変…

NHKの「お米のなみだ」で稲の高温不稔を知りました。                                                     稲の開花期に高温にあうと稲が稔りにくい現象を云いますが、現に中国河北省では深刻な減収になったそうです。                                                                                                                                  今の日本はコメ余りだから余り関心が起きないかもしれませんが、あの人口を抱える中国が食糧危機なんていう事態が発生したら、世界への影響は図り知れません。

日本でもこの不稔現象が起きており、特に西日本においてはコメの品質が低下しているそうです。                                                                                                                                              かっての北海道は稲作に不適地でしたが、最近の地球温暖化現象で稲作の適地になったそうです。                                                                                                                                               北海道の人たちには結構なことですが、西日本一帯でコメが稔らない、とかできても不味いコメしかできないとなると、主食だけに事は深刻です。

稲作も「変」ですけど、「定額給付金」も「変」ですね。                                                                                                          このブログは、政治宗教には関わらずにきましたが、今回だけは例外です。

定額給付金は、いわゆる「住民票を持たない人」には不支給だそうですが、一方死刑囚を含む受刑者には支給されるのだそうです。                                                                                                          有る意味、衣食住が保障された者たちですよ。ましてや法を犯した犯罪者じゃないですか。                                                   100歩譲っても塀の中の者に支給して経済効果があるのですか。                                                                                そんな者には支給して、今一番必要としている人たちに支給されないのって、なんか「変」です。                                                                     「変」て思うのは私だけでしょうか。                                                      割り切れないものを感じませんか。

稲が育ちにくい環境にしたのも人間。                                                                                                迷走し不可解な政治を行ってるのもまた人間。

どっかでこの「変」を「正」にチェンジしないと大変なことになるんですが・・・                                                                     みんなでおおいに考え行動する時が迫っているようです。

2009年3月 7日 (土)

いい一日でした

警固神社の枝垂桜が咲き始めました。                                                                                   春の始まりです。                                          

       クンシラン

そして、我が家では20数年育てたベランダのクンシラン(君子蘭:ヒガンバナ科クンシラン属)に初めて子供ができました。                                                                                                                              今朝水をやっていたら、葉っぱの間が膨らんでいて「あれっ」と見たら、もう蕾ができていました。                                                                        「今年は早いんじゃないかな」と思って、「エライね」と思いつつ株を見たら、なんと子供までができていました。                                                                                                                                                                                                                                          

クンシランは鮮やかなオレンジの花をつけその高貴な花のイメージからついた名ですが、葉の美しさも「万年青」同様の人気があって、濃い緑を年中提供してくれる人気種です。                                                                           

そのクンシランが子供と蕾をつけたのも嬉しいニュースですが、天神に出かけたついでに警固神社に寄ったら、枝垂桜がもう花を咲かせ始めていました。

今年は暖冬だそうですが、雨が多くて気温を低く感じます。でも自然界は機微に春の息吹をはじめ、花や樹木はもう春爛漫のまさに入り口に達しています。

いいですね。                                                                    「春」                                                                         いい一日でした。

すっかりいい気分になって、田舎の母に博多のお菓子を送ってあげました。

2009年3月 3日 (火)

アセビ‐東公園にて

アセビ(馬酔木:ツツジ科アセビ属‐常緑小低木)                                

       アセビ

福岡県庁前に東公園がありますが、手入れの行き届いた庭園風の造りで大変気に入った公園の一つです。                          

今そこに真っ白の釣鐘型の花をつけたアセビが花盛りです。                                                                                                                        アセビは自然とまとまった樹形をなし、特に剪定や病虫害等の手入れを必要としませんので、庭園や公園によく植えられています。                                                                                                                                                 枝先にまとめた花序を作りますが、可愛い花形と純白ゆえに清純な印象をうけ、春の幕開役にはぴったりの一本です。

馬酔木の字を当てますが、”馬の足がなえることから「足癈」(あしじひ)、「あしび」と変化し、さらに「あせび」となった”ことに由来します。                                                                                                       

けど馬や牛もまた野生動物たちも有毒植物はちゃんと知っていて食することはありません。鹿の多い奈良公園でも、何処そこの放牧地でも、ポツンポツンと残ったアセビを見ることができます。                                                                 「学校も出てないのに、よう判るもんだ」と感心します。                                   

日之影町等物産展のお知らせ

宮崎県北 神話の郷観光物産展」が、NTT天神ビルふれあいHIROBA171で、3月4日~5日10:00-17:00に開催されます。

これは宮崎県北部広域行政組合(延岡市・日向市・門川町・諸塚村・椎葉村・美郷町・高千穂町・五ヶ瀬町そして我が郷土:九州初の森林セラピー基地日之影町)が、観光と特産品の宣伝活動として行うものです。 

会場では郷土の売込合戦の加え、大勢のご来場で賑うものと思いますが、お目当ては”商品を購入しアンケートに回答した人”には抽選で、各市町村の特産品が当たるイベントがあるので楽しみです。                                                                                                                                                                                 

私は都合で4日の夜の部(懇親会)だけの参加となりますが、皆様には”神話の郷 物産展”を是非ご堪能頂きたいと思います。                                                                何卒お足をお運び下さいますようよろしくお願いいたします。                                                                                                    

2009年2月25日 (水)

珍樹…?

その木は大濠公園に植わっています。

       メラノキシロンアカシア

メラノキシロンアカシア(マメ科アカシア属:オーストラリア原産)

何が「珍樹」かと云うと、葉の付き方がとても変なんです。                                     まるで、単葉の先に複葉が出ているように見えます。                                                                                              そこら辺りにはこの木がまとまって植えられていて鬱蒼としています。                                                       だから伐採されたのかもしれませんが、萌芽した若い枝や徒長枝には顕著に葉っぱの先に複葉が出たように見えます。                                                                                                       

早速調べてみましたよ。                                                                                                                名前は上記の通り、「何か読みにくい名前・・・」                                                                                  そして単葉に見えたのは、なんと葉柄なんだそうです。                                                                                            葉柄の先が、羽状複葉でその部分が消滅して葉柄が広がり、まるで単葉のようになるんだそうです。                                                                                                                               成木になると広がった葉柄だけになりますから、まるで普通の葉っぱを持った木の様に見えます。                                                                                                                              また、この葉っぱに見える葉柄が緑濃く厚い作りになっていて林内が暗くなるところから、別名をブラックウッドアカシアと云うそうです(納得)

樹木には成長すると葉の形を変える、ヒイラギやカクレミノなどありますが、このメラノキシロンアカシアはその特異性は際立っています。                                              変化させるには何らかの意味があるはずなんですが、何なんでしょうね。

散策ついでに見る価値はある一本です。

2009年2月22日 (日)

梅が満開でした

宮本武蔵ゆかりの谷尾崎梅林公園に行って来ました。

       谷尾崎梅林公園

その梅の園を見渡すところに、二畳ほどの広さを持つ巨石があり、その石の上で宮本武蔵が座禅を組んだと言い伝えられていて有名な公園です。

熊本市内からはちょっと離れたところに位置しますが、それでも結構な賑わいがあって、入り口には大宰府の梅ヶ枝餅を売っている店がありました。                                                                             まぁ、こんなところまで…                                                           そういえば梅の名所には梅ヶ枝餅の店があるように思います。

道真様のご威光って、学問のみならず商売にも及ぶんですね。                                          流石なもんです。                                        

2009年2月20日 (金)

難しくややこしいことが…

アカバナマンサク(赤花満作:中国原産・落葉小高木)

       アカバナマンサク

四王寺で見た黄花のシナマンサクに続いて、天神の街角に赤い花をつけたマンサクに出会いました。                                                                    別名をベニバナマンサクといいますが、「赤花」よりも「紅花」のほうが通りがいいかも知れません。                                                                                                 

「まず咲くからマンサク」という説が多く使われそうですが、枝いっぱいに咲くことから「満作」という説もあります。                                                                                                                                     「まず咲くからマンサク説」は、この落葉系なら「葉が出る前に咲く」から合致しますが、トキワ系は常緑樹ですから整合性がありません。                                                   常緑樹系なら枝いっぱいに花をつける「満作説」が納得できます。                                           

このように、マンサクは「まず咲くから…」と説明すると片手落ちになってしまいます。                                               何事も観察と学習が大事で、物事の判断も一方からだけの視線では間違った結果を招くことになります。                                                                                                                                 例えば、円柱は上から見れば円形ですが、横から見れば全く違った長方形に見えます。                                                              これを森林インストラクター風に言えば「木を見て森を見ず」への反省にもつながり、ともかくも学習に終わりはありません。                                                             だから楽しいとも云えるのですが…。

2009年2月17日 (火)

寒くても春がもうすぐ…

ヒイラギナンテン(柊南天:メギ科ヒイラギナンテン属)常緑小低木

ヒイラギナンテン

奇数羽状複葉の小葉に棘がありヒイラギ(柊)に似て、実がナンテン(南天)に似ていることから名が付きましたが、柊のように棘は鋭くなく、またその実は緑色でナンテンのような赤い実はつけません。                                                             常緑樹ですが冬には鮮やかに紅葉します。                                                       日陰でも黄色い総状花序を沢山つけますから庭木の陰に植えても存在を発揮します。                                  

ナンテンは「難転」に通じ門の近くや、「不浄汚(ケガ)れを払う」としてトイレの側に植えられてきました。                                                                                                                                                                  また、古来からご馳走にはナンテンの葉が添えられてきましたが、これも「食あたりを防ぐ」意味合いがあります。                                                                                                                                      でもこれはナンテン(南天)の話で、ヒイラギナンテンの葉ではちょっと様になりません。                             こちらのヒイラギナンテンは、南天とは違った無骨な樹形を庭の片隅に押し込んでも、存在を示してくれる木として愛でてあげたい一本です。                                                                    

2009年2月16日 (月)

門(カド)を曲がると…

いい匂いが漂ってきました。                                                                            

       ジンチョウゲ

ジンチョウゲ(沈丁花:ジンチョウゲ科ジンチョウゲ属‐常緑低木)

「チンチョウゲ」と呼ぶ人もいますが、香木の沈香(ジンコウ)と植物の丁子<字>(チョウジ)に似たところから付いた名ですから、「ジンチョウゲ」が正しいのです。

匂いの良さから、夏のクチナシ(梔子)と秋のキンモクセイ(金木犀)に並び称されます。                                                                    でも何に付け好き好きはあるもので、「いい匂いだ」という人もいれば、「きついから嫌だ」という人もいて評価の分かれるところです。                                                                                                      あの千利休はこの強い匂いは茶室には不向きとして「禁花」としたそうです。                                                                                                                                                                                   まぁ、あの狭い茶室(宇宙的広い空間を創造する世界なんでしょうが…)では、きつい匂いかも知れませんが自然の中にあっては、「あ、春だな」と感じとるいい匂いだと思っています。                                        

「いい匂いの証だ」としていえるのは、中国原産のこのジンチョウゲが渡来したのはなんと室町時代なんです。                                                                                                                                                                                                                                                                                                                        嫌われ者なら廃れて無くなるはずなんですが、いいからこそ代々引き継がれるのです。                                                                                                                 でもほとんどが「雄木」なので挿し木で殖やすことになりますが、結構丈夫な木で、特に剪定も必要としませんので、庭の端の目立たないところに植えておいても、花が咲く今頃にいい匂いを放って存在を示してくれます。                                                  白花もありますから、紅白揃えて植えておきたい名木です。   

2009年2月14日 (土)

風が吹けば・・・

「桶屋が儲かる式」で、昨日春一番が吹き荒れたので春日公園に行ってきました。

       メタセコイア

お目当ては、メタセコイア(スギ科メタセコイア属)の球果です。                                                                                                 このメタセコイアの球果は、チロリアンスパイスブーケに花材として使います。                                          花材屋さんから買ってもいいのですが当然金がかかりますので、拾ってくるわけです。                                        いい塩梅に昨日春一番が吹き荒れました。                                                                                            「今朝はドッサリ拾えるぞ」と北叟笑みながら行ったんです。                                                                                                   けど、ほとんどの球果は枝先に確りとぶら下がっていました。                                                                         風は吹いたけど、そう思った通りには事は運びません…                                                          

メタセコイアの「メタ」というのは、「少し変わった」という意味ですが、ある日本の研究者がセコイア(スギ科セコイア属:常緑高木:葉は互生)の植物遺体(化石の一種)を調べるうちに、セコイアとは「ちょっと違った」種を発見したことでメタセコイアと命名されました。                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                              「少し変わった」メタセコイアは、葉は対生し赤褐色に紅葉し落葉します。                                                            落葉するときに、枝と葉の間に離層が無いために枝ごと落下しますから、複葉と誤解されることもあります。

化石の発見当時は絶滅したと思われていましたが、その後中国で発見されました。                                                                            そこから「生きた化石」と呼ばれるのですが、今では樹形の美しさから公園木の主役として親しまれています。                                                                                                                         生き残っていてくれたお蔭で、このきれいな球果も使わせていただいています

2009年2月11日 (水)

春の使者登場

フキ(蕗・苳=キク科フキ属)日本原産

       フキノトウ

100年の森つくりの第二段として、クヌギの中に、ヤマザクラ、シャラノキ、ゲッケイジュ、ニッケイ、ユーカリ、オリーブなどを植え終わって、「そういえば蕗の薹は未だかいの」と思って土手を見たらフキノトウ(蕗の薹)が苞葉を開いていっぱいの花頭を並べていました。

「ありゃ遅かったか…」と思って辺りを見たら、誰かが採った痕がいくつもあり、「あ~りゃりゃ…」と一人ごちしながら探したらありましたよ。                                                                                   「や~れやれ…っと」

これを食べんと春がきません。                                                       蕗の薹には独特のえぐ苦味があり、好き嫌いも多いようですが、そのえぐ味と香りが「春の味」なんです。                                                                                                                                                                       料理法は多々ですが、私は苞葉の開かない蕗の薹を小さく刻んで味噌汁に浮かべるのが好きですね。

フキは冬黄(フユキ)の略で、花が黄色であるところからついたとありますが、黄色といっても淡黄色をつけるのは雄花で、雌花は白色をしています。                                                                                 蕗の薹は地下茎から葉を出す前に花茎を出したものですが、これが急に成長して花を咲かせ、雌花はタンポポのような綿毛をつけた種子が、春の風にのって散布されます。                                                                                                      

2009年2月10日 (火)

根気が強い…

テイカカズラ(定家葛:キョウチクトウ科テイカカズラ属)常緑藤本                                                   

       テイカカズラ

歌人藤原定家が愛で、その墓所に生育していたことに由来します。                         

このテイカカズラは常緑高木の林縁部に好んで生育しますが、畑であろうと石垣であろうと何処でもテリトリーを広げる勢力旺盛な、時には厄介なつる植物です。                                                                                                                    でも石垣や畑や手入れの行き届く山里では刈られてしまうので高く伸びることができません。                                                                                                                                                                     従ってこの花を見る機会が少なく、ましてやこの純白の冠毛をつけた種子を見ることも稀なことなのです。                                                                      

この前クヌギを植栽した傍に森があって、そこにはカシやクスノキなどの常緑高木が林立しています。                                                                                                                                          その日当たりのいい高い木に、蔓を伸ばしながら根気強くhappy01気根を出してよじ登っているテイカカズラがあります。                                                                                                                                    地表を這っている時は、葉は小さく葉脈に沿って斑紋があり光沢もありますが、高い木を根気よく登った葛は沢山の陽光を浴びて葉が大きくなり、そして6月頃に花冠が五裂したスクリュー型の白い花を咲かせます。                                                          晩秋に二対の20㌢程度の袋果をつけます。                                                                                         やがてカラカラに干からびた袋果が捩れて、13㍉ほどの細長い先に25ミリほどの純白の冠毛をつけた種子が見えてきます。                                             乾いた冬の風に冠毛が広がって、風と共に飛んでいく仕組みです。                                 

花壇や石垣に生えると厄介な葛ですが、フジやクズのように樹木に巻きつき枯死させることまではしません。                                                              テイカカズラは蔓を樹肌に這わせて気根を出して張り付きながら根気強くよじ登っていきます。                                                                                                                 天辺まで上り詰めると木に覆いかぶさって悪影響を及ぼしだしますが、クスノキについたこのテイカカズラは中々の成長ぶりだし、まだ天辺には遠いのでこのまま残しておこうと思っています。

<お断り>                                                                                           写真はその葛を採って帰って撮ったものですが、二対のはずの袋果は一個しかありません。また種子はよく撮れていません。(なんせ50万画素のケイタイなもんでsad)

2009年2月 8日 (日)

まず咲くから…

マンサク(満作:マンサク科マンサク属)

       まず

久々に四王寺に行ったら、この黄色いリボンをつけたようなマンサクに出会いました。                                          芽吹く前に花を咲かせるからマンサクの名を戴いたのですが、芽を吹くどころかまだ去年の葉っぱをつけています。                                                         何でそんなに忙しいのか、一遍聞いてみようかと思うほで忙しげなマンサクです。

もう山ではマンサクが咲き、ヤシャブシ(夜叉五倍子)やコブシ(辛夷)の蕾も随分大きくなっていました。                                                                                                                                  いよいよ春到来です。

2009年2月 7日 (土)

百年の森づくりを創めました

ワイフの実家の裏山にクヌギ(檪‐椚‐橡:ブナ科コナラ属)を100本植えました。

クヌギは国木が語源と云われています。                                                     昔から薪炭材として利用され、また材が堅くて建築材・器具材や車両・船舶などにも利用された有用材でしたが、今ではシイタケ栽培の原木=榾木(ほだぎ)が主な活躍でちょっと淋しい感がありました。

しかし近年の里山ブームや雑木林の効用や価値が見直されて人気を盛り返しつつあります。                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                           クヌギ林は萌える新緑から、夏は涼しく、秋の黄葉も、枯葉を踏む冬も四季折々の風情があり、またカブトムシやクワガタをはじめ多くの昆虫類を集めてくれて、明るく楽しい林を作ってくれます。                                                                                                                                                             

そんなこんなで今まで草地だったところに「100年の森つくり」を創めました。                                                             今後はナツツバキやヤマザクラなど落葉樹を中心に、またワイフの使う花材にもなる木を混植して、過ごして楽しい雑木林(ぞうきばやし)を造っていく予定です。                       

090206_130901 梅が咲き春がそこまでやってきました。                                                  春がくれば、そこからは梅を採ったり、タケノコを取ったり、栗を拾ったりと、楽しい連続シリーズの始まりですから、もう私の心には興奮の芽吹きが始まっています。                                                                                                                      

2009年2月 3日 (火)

今日は節分

今日は雑節の一つ「節分」です。

子供の頃は「歳の数ほど豆を食べると災難を逃れる」といって、座敷や庭いっぱい豆を撒いたものです。                                                                   あん頃楽しかったな~。

                                                                                                                       Taranoki その頃の田舎では、玄関にタラノキと鰯の頭を添えて祀ったものでした。                                                                                       古代の故郷には柊が無かったからタラノキが代々用いられた名残でしょうが、そりゃ柊よりタラノキの方が棘は鋭いので効き目は絶大だったように思われますhappy01。 

                                                                 

ところで雑節とは余り馴染みがありませんが、二十四節気とは別に、主に生活や農作業に照らし合わせてつくられた日本独自の暦です。                              

                                                                 雑節についてはいろんな解説がありますが、                                                                                                                                                            節分                                                         彼岸                                                                                                 社日(シャニチ)                                                                                   八十八夜                                                                   入梅                                                                         半夏生                                                                      土用                                                                               二百十日                                                                                二百二十日…を指すのが一般的のようです。

今日はその「節分」です。                                                                                                                                                         節分とは「季節を分ける」という意味があり、春夏秋冬の変わり目毎にありますが、冬が終わり春が始まる立春は取分け重要な日だそうです。

…炒った豆を喰い焼酎を呑みながら暦を読むのもまた乙なものです。                               

2009年2月 2日 (月)

ツバキ?…なの

明治通りの**教会に咲いているきれいな花です。                                    

       白い花

花はチャやサザンカに似たところもあるけど、樹肌や葉はまるで違います。                                                       何んだろうと調べてみたが判らず、とうとう今朝訪ねて聞いてみました。                                                                                         その人は「タイワンツバキといいます」と教えてくれました。                                              

タイワンツバキ(台湾椿:ツバキ科タイワンツバキ属‐台湾・中国南部・ベトナム原産)                                                                                                                                                                前述のように、チャやサザンカを連想するような花のつくりですが、葉や樹肌からツバキには辿りつきませんでした。                                                                                                                                                                                                                                                                          葉は長楕円形で頭部に低く鈍い鋸歯がありますが、ツバキのようにはっきりとした鋸歯があるでなく、クチクラ層も発達せずボテッとした鈍い葉表をしています。

でも花はこの少ない時期には目を惹く美しさです。                                                                                                                                                  花弁はツバキのように厚くはありませんが、薄く平たく8㌢ほどの大輪です。                                                                              薄い花弁の先はフリルのようになっていて、黄色い多数の葯と相まって上品なつくりとなっています。                                                                      常緑高木で15㍍ほどに育つそうですが、教会の木は3㍍程度ながら多数の花と蕾がついていました。                                                                                                                  これから暫くはここの通りの楽しみが続きそうです。                                                                                                                                              

2009年1月31日 (土)

プラタナスの果実

プラタナス(鈴懸の木:小アジア原産‐落葉高木)

       寒い

街路樹に植えられることの多いこのプラタナスは明治末期に渡来しました。                                                       プラタナスは、葉の広いところからギリシャ語のPlatys(広い)に由来し、鈴懸の木はその果実が、山伏の着る篠懸(鈴懸)についている房に似ているところに由来します。

夏は涼しげな広い文様の独特な樹肌に広い葉を広げ暑い日差しを和らげてくれて助かりますが、冬のプラタナスは葉を落とした枝先に丸い実をプランプランと下げて、寒い冬をなお寒くする風情さえあります。

さてこの果実ですが、中に大きな種子が入っているかと思いきや、長さ1㌢余りの細長い痩果がびっしりと放射状に集まっていました。                                                           一般的に大木には大きな果実をつけるものですが、このプラタナスは柄にも似合わず痩果を集めた凝った作りとなっています。                                                                                                                        細長い痩果の基部には長毛が密生していて、バラバラに離れて風に散布される仕掛けになっていると思われますが、木の枝に下がっているときにタンポポみたいに飛んでいるのを見た記憶がありません。                                                                                                                             丸ごと枝から離れて地上に落ちてから解れているのを見かけますが、それじゃこの果実の作りに意味がありません。                                                                                                                     もしかして江戸末期に連れてこられて以来、まだ日本の風土(気象)に馴染まずに、風散布ができない体質になったんでしょうか。                                                                                                                そういえば、種が播かれて芽を出したのを見たことがありません。                                                                                           植えられたその地に子孫を残せないなんて、なんか可哀想な気もするプラタナスの果実です。                                               

2009年1月29日 (木)

寒い日が続きます

近年は”温暖化”を聞かぬ日はないほど暖冬が続いていましたが、今年の冬の寒さは半端じゃありません。                                                                                                                                                                                                                                                                                                                   

       春

こんな時には、暖色系のチューリップがいいですね。                                              そのチュ-リップの和名は、鬱金香(ウッコンコウ:ユリ科チューリップ属)です。                                                                         地中海沿岸部から中央アジア地帯が原産ですが、トルコで改良されオランダで栽培が始まったそうです。                                                                                                                                  日本には江戸末期の文久年間に渡来したそうですが、ついた名前が鬱金香です。                                                     「鬱」とは、「心に蟠りがあって気持ちの晴れ晴れしない」ことですが、なんでそんな暗い名があてられたのか気になってみてみたら、カレー粉や黄色の染料の原料となるウコン(鬱金)と同じ鬱金であり、ウコンで染めた濃い黄色や鮮やかな黄色を鬱金色というそうです。                                     鮮やかな黄色が語原ならなるほど納得ですね。                                              ならば憂鬱とは真逆で身も心も晴れ晴れします。

我が家のベランダで忘れかけられていた球根も、今は鉢の中で緑を伸ばしていますが、やがてどんな花を咲かせるのか楽しみです。                                                                                                      

2009年1月27日 (火)

日之影町がTVに…

人気番組、所ジョージの『1億人の大質問!? 笑ってコラえて!(28日19:00~)』”ダーツの旅”に、ふるさと日之影町が登場します。

日の影町は、九州初の「森林セラピー基地」として「山村の癒し効果をお土産」に、新たな観光地として人気を得ています。                                                           元々、祖母・傾国定公園に抱かれた名峰連なる渓谷の名所ですが、偶然にもダーツが当たって、その美しい日の影町が紹介されます。

旧友・T君も登場するそうですが、どんな切り口でどんな内容なのか明日の放映が楽しみです。

まずTVで”森林セラピー基地”日の影町の良さを見てください。                                                                                                                                                                                                                                                                   そして、日之影町のHPでセラピーツアーのプログラムを見てください。                                                                         日之影町では「森林セラピー効果」を体験できる「森林セラピーツアー」などイベントを組んでいます。                                                                                                                                                                                     そして、ツアーに参加され「森林セラピー効果」を体験してみてください。                                                                                       そこには素朴な自然と人のふれあいがあります。                                                                                                               水がきれいだから、人も純朴なんです。・・・とてもいいとこですよ。                                                         

2009年1月24日 (土)

キンキンに寒い…って

昨深夜、佐世保から吹雪の舞う中を帰ってきました。                                            そして朝目覚めたら銀世界に感激です。

       寒い

寒い時や冷たいときに「キンキン冷える」といいますが、その語源って何なんでしょうか。

男は、寒さが厳しくなると「痛いくらいに縮みあがる」といいますが、関係あるんでしょうか。                            

ところで寒さにも丈夫なホンコンカポックがあります。                                              ホンコンカポックは台湾や中国南部が原産ですが、やがて観葉植物として世界に広がってきました。                                                                                                                                                                                                                                                                                    日本でも野生化しつつ勢力拡大中です。                                                                                                                      

何事でも歴史は繰り返すんです。                                                                                          ”世界同時大不況”だと言っていますが、天地が引っ繰り返るほどに心配することは無いんです。                                                                                                                                                                                                              久方の大雪や大不況などと一喜一憂せずに、発芽したらそこで移動できずに暮す植物に習って生きて参りませんか。                                                                なせばなるんです…それが「人智」ですから…。

2009年1月20日 (火)

鬼女…とんでもありません

この写真は、この度芽出度く森林インストラクターに合格されたyukuさんのブログで紹介された種子です。

   貴女

この種子の主は、キジョラン(鬼女蘭:ガガイモ科キジョラン属)木質つる性多年草です。                                                                               莢から種子が出るときに、白髪を振り乱しているように見えるところから「鬼女乱…鬼女蘭」と命名されました。                                                                                                                                                                                                             きれいな長い綿毛から鬼女に見立てるとは…「言い得て妙」「上手い事を云う」などと感心したり納得したりして、植物には面白い名前の付け方があってそれだけでも楽しめます。                                                                                                                                                                                                                                                                       動植物にはケバイ原色をしたものがいますがこれは「警戒色」といって、「私は危険なのよ」と警告しているんです。                                                                                                                                                                                                                                            この白髪を振り乱しているのもチョッと不気味ですが、このキジョランも有毒です。                                                                                                         まさに鬼女なんですね。

ところで、このキジョランを紹介したYUKUさんは、鬼女とは対極の正に「貴女」なんです。                                                                                                     それは何でも堪能で、特に料理は得意の様子で、また働き者、そしてアウトドア派でもありマルチ女性なんです。                                                                                                                                                                                            こんぐらい誉めとけば(いや失礼事実の話です)こん次は美味しいパンにありつけそうな気がします。

2009年1月17日 (土)

よ~でる…?

今日は尾籠な話なので写真がありません。                                                

年末から胃腸に不具合を感じ、朝の”爆弾投下”も不発弾があり、近頃は腹部の違和感が増したので、億劫ながらも病院にかかりました。

今日がその検査日だったのですが、「前の晩にこれを飲みなさい」と渡されたのが、”ヨーデル下剤”です。                                                             な~んか、安直なネーミングですね。                                                       ヨーデル…なんて。

そして今朝は2㍑もの下剤を飲んでお腹をスッカラカンにして、いざ”出陣”です。                                                                                                                                                           まず、胃カメラから始まって、つづいて大腸検査です。                                                                                                                                                  前回はお尻から空気を送り込まれて、お腹はパンパンに張るわ、放屁はしたいわで、もう涙・涙の体験をしていましたから、本当はやりたくなかったんです。                                                                             でも、体調の不快感が勝って尻を委ねることにしたんですが、今回は意外とスムーズでした。                                                                                                                                              先生の技量がよかったのか、難なく終了。                                                   先生の診たても「異常なし」の太鼓判を頂きました。                                                          

安堵した~。                                                                                                               

でも今回は終わってから、ガスの出ること、出ること。                                          「こりゃウンコが出るんじゃなくて、屁がヨーデルじゃないのか」と思うほどの放屁ぶりです。                                                         まるで一抱えもある風船が膨らむんじゃないかと思うくらい出たんです。                                                                                                                                                         こんなことなら風船に詰めときゃよかった。                                                      風船に紐つけて大空を飛んでもいいし、爪楊枝を立てて驚かせても面白いし…                                                                            

「異常なし」と宣告されて言いたい放題ですが、何はともあれ芽出度し芽出度しでした。                             

2009年1月15日 (木)

ホットな嬉しいNEWSです

畑の白菜が霜で凍えています。                                                     早く熱い鍋に入れてあげたいけど、天辺が黄色くなるまでもう少しの辛抱です。

       白菜

昨夏、日之影町が主催した「鹿川ツアー」に参加した福岡のYさんから結婚するとの吉報が届きました。

山村の嫁不足は全国的に深刻な問題ですが、ふるさと日之影町も例外ではありません。                                                 「どえかせんといかん」と日之影町役場のTさんと話したことが、「鹿川ツアー」として実現し、福岡県下から14名の女性が日之影町で交流を行いました。                                                                                                                                                               その時交流したなかで今回1組のカップルが誕生したわけです。

Yさんから「結婚します」と連絡を受けたときは、本当に嬉しかった。

都市と農山村の交流を・・・といわれるなかで、こうやって実を結ぶなんて本当に感激です。                                                                                                                                                                                                                                  福岡から日之影へ嫁ぐのは大変な決断だったと思いますが、風光明媚な自然とそこに暮す穏やかな人たちと生活することは、「豊かな人生」を全うできると思っています。                                                                                今は未曾有の大不況です。景気はいずれ回復するだろうという期待感持つとしても、現実は厳しいものと思っています。                                                                                                                                                                                                                                     日本の人口は近いうちに減少に転ずるそうですが、世界的には人口増加が激しくそれに伴って、食糧不足、燃料不足、地球温暖化など問題山積です。                                                                                          取分け日本は、食料自給率は40%にも満たず、資源も乏しく輸入に頼っています。                                                                今は経済大国と自負して世界から食料を買い漁っていますが、世界的に食糧不足になったときに、売ってくれない事態がこないとも限りません。                                       そうなったら戦国時代の「兵糧攻め」と一緒で、世界で一番危うい国家になって終うかもしれません。                

でも、悲観することばかりじゃないんです。                                                  仮に昭和30年代以前の生活を強いられても日本には緑豊かな自然(国土と水)と休耕田や放棄田畑などがあります。                                                                                                                                                                      世界の経済が仮に破綻しても、「国敗れて山河あり」です。そうなれば農山村が一気に見直されます。

景気に一喜一憂されずに「豊かな人生」が営めれる選択をされたYさんにエールを送りたいと思います。                                                                                                                         Yさん、本当におめでとうございました。                                                                                          幸せを祈念しています。                       

2009年1月12日 (月)

寒みー

近年にない大寒波の所為で寒む~して堪りません。

       さむい

畑のサトイモ(里芋:サトイモ科)も葉を落として凍えてます。                                               

こんなに寒くて、雪にずっぷりと埋まっても植物が凍らないのは何でだろう…?(時に凍害は発生しますが…)

寒いからそんな難しいことに無い頭をさらに使いたくないから横に置いといて、呑助が暖を取るには焼酎が一番!。                                                                                                                                                                                        因みに、アルコールの氷点は-114.5℃だそうですが、そんまんま呑む訳には如何ので、濃度25%で調べたら-15.8℃とありました。                                                                                                                                芋焼酎には原料のイモなどが混ざっているし、お湯割で呑むんだからさらに氷点は変わるだろうけど、それでも-10℃程度は保持するだろう(素人勘だけどhappy01)。

そんなら今夜もまた寒くなって、仮にマイナス以下になっても凍死は免れそうだ。                                               

ま、今宵も呑助の屁理屈でもこきながら、寒い夜長を焼酎と過ごしましょう…とbottle                    

2009年1月11日 (日)

九響からの陶酔境…

F銀行本店大ホールで開催されたニューイヤーコンサートで素敵な時を過ごさせて頂きました。

九州交響楽団は、1953年に九大フィルハーモニーオーケストラのメンバーやNHK福岡放送局の有識者と石丸寛指揮者等で結成された福岡交響楽団を前身としているそうですが、それはともかくも「九響」の奏に、もう「至福の時」そのものでした。

大町陽一郎指揮者よるコミカルな解説と、楽団の演奏、見事なプロポーションをもった半田美和子歌手によるソプラノには、ただもう「酔う」しかない。                                        滅多に「生」で聴くことも少ないけど、「九響が生」でとなればまた格別です。                                                                   特に大町先生は作曲家の紹介や曲の生まれた背景どを巧みに話されますから、音痴の私にとっては、作品への導入がスムーズになり、イメージが増幅して楽しみが膨らみます。                              

珠玉の数々を聴きましたが100年も経ってまだ魅せられるなんて本当に感嘆します。                                               何でもいいもの時代を超えて受け継がれるのですね。                                                                                                                                                             いい時をありがとうございました。

2009年1月 8日 (木)

ウメはスイスイ十六年

ウメ(梅:バラ科サクラ属)中国長江流域原産

      うめ

クリを拾ったり、タケノコを掘ったり、草を刈ったりして、四季を過ごす私のフィールドの春告草(ウメの異称-初名草ともいう)の蕾が膨らんできました。

ウメは八世紀頃に渡来し、野梅系は小粒なのですがアンズと近縁種のために容易に交雑し、大型化して豊後系などのように果実が豊かになるのもあります。

梅の木は数本あって毎年梅干を作っていますが、今年も豊作が期待できそうです。                                                                                                    例年採りきれなくて、知り合いに分けていますが、このブログを見た人で、袋を持って採りに来れるなら無料で差し上げます。(ビールを持ってきたら最高に喜ぶんですけどhappy01)                                                               

植物にまつわる話は多々ありますが、このウメにも面白いものがあります。                                                                                                      それは里謡(りよう:民謡と同意語)に「桃栗三年、柿八年、柚子の馬鹿野郎十八年(または梨の馬鹿めが十八年)、梅はすいすい十六年」とあります。                                                                                                                                 実をつけるまでを云ったものですが、今では接木し、早くから実をつけますから実感がありませんけど…。                                                                                                                                                                                                                        「桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿」もあり、特に梅は強剪定するほどの手入れが要ります。                                                                 放っておくと徒長枝ばかりが発生して木が暴れ、花も少なくなり結果、実も少なくなってしまいます。                                            

ともあれ新年が明けて、梅が薫るころが近づいてきました。                                                                                                                  梅の木の下には、もうホトケノザやナズナ(ぺんぺん草)が咲いています。                                                                                       春告草が咲けば、もう春ですね。                                                   

2009年1月 1日 (木)

笑門来福

新年明けましておめでとうございます。                                                                    

       新年

旧年は未曾有の世界同時不況で幕が閉じましたが、新年は朝から真っ白な雪が舞って、神様がお清めをされたような幕開けです。

笑いは健康の元・・・おおいに笑って過ごしましょう。                                                                                             新年もよろしくお願いいたします。

2008年12月31日 (水)

大掃除してたら…

チューリップの球根を見つけました。

今年は大晦日の大掃除になってしまいましたが、朝から大童でたっぷり一日掛かってしまいましたsad。                                                                    普通ならそんな時間がかかる間取りではないのですが、なんせ日頃掃除とは縁のないのがいて、その付けの完済に手間取ったわけですhappy01。                                             でもうまいことしたもんで、ちゃんとご褒美がありましたよ。                                        春先にとっていたチューリップの球根に出会ったんです。                                                         「オーこんなとこに居たんか?」と思わず声をかけてしまいましたが、何のことはない、私が忘れていただけなんですけどねhappy01

でも、忙しい合間にも早速可愛い鉢をあてがってあげましたよ。                                春が来ればどんな花をつけてくれるのかまた楽しみが一個増えましたhappy01。                                                                                                                球根のお蔭で、な~んか儲けたような気分に終日ルンルン…いい年が越せそうです。                                  

世間は「世界同時不況」と暗い年の瀬になりましたが、我が家は無事に利が越せるだけでも、「よかったね」と思っています。

今年一年大変お世話になりましたが、新年もよろしくお願いいたします。                                                              皆様のご健勝とご多幸を祈念申し上げます。

2008年12月28日 (日)

ご無沙汰でした…

艸木虫魚(著・薄田泣菫)に出会って何か体調が狂ってしまった。                                                                                         まるで異次元空間に迷い込んだような感覚で、チョッと腑抜け状態で何の興味も起こさい。                    

と、言い訳をしていますが本当は呑みすぎが祟った・・・のかも。

気がつけばもう年末ですよ。                                                                   そんなんじゃ、「如何」ちゅうことで、「アジアの歌姫」こと鄧麗君(テレサテン)のCDを聴いています。                                                                                                    若くして亡くなって終いまったけれど、今聴いてもしっとりとした心にしみる歌唱力は抜群ですね。                                                                                                                                                      癒されたいときの一枚です。                                                               

・・・

もう、大丈夫です。                                                                その証拠に、今夜も忘年会に出かけますから・・・

・・・

懲りませんね。

・・・全く。                                                                         

2008年12月12日 (金)

散っても…花

漫画のセリフにあった「艸木虫魚:ソウモクチュウギョ=著:薄田泣菫」に嵌っています。

       花

作者はM新聞の文芸部長を務めた人で、菊池寛や芥川龍之介を起用して、新聞連載小説に新鮮な局面を開いた人ですが、なかなかに面白い作品です。

柚子やとうがらしから蟹や蟷螂の話、石と仙人の会話など話題は広く、偉人の話もありますが、取分け、植物や動物を通しての世界観なんかは「森林インストラクター」としても、感興があり勉強になります。

こんな一章があります。                                                          「茶の花」より                                                                                                                                                             茶の花が白く咲いた。茶は華美好きの多い草木のなかにあって、ひとり隠遁の志の深い出世間者である。(中略)騒々しい草木が、花を閉じ、葉を振り落としてしまうと、この謙遜な隠遁者はやっと自分の番がきたように、厚ぼったい葉の蔭から小さな盃を持ち出してくる。それは白磁作りの古風なもので、彼はそれでもって初冬の太陽から水の滴りのような「孤寒」と「静思」とをそっと汲み取るのである。(後略)

作者のチャノキ(茶の木)に対する観賞感と枝に隠れるような白い花を「小さな盃」に見立てる表現力なんて全く感嘆しきりです。

ところで写真は、道端に散った「ハマヒサカキ:浜姫榊」の花です。                                 ツバキ属なので、チャノキと同属ですからチョッと見た目には似たような花を咲かせます。                                                    この花は枝にそってびっしりと咲きますが、なぜか葉に隠れるようにつきますから、枝を手繰ってみる努力が要ります。                                                                                                                         咲いている時分には目立たないのに、散った花は足許にころころと踊るように散らばって存在を主張しています。                                                                                                                                                                                                                                クリーム色がかった白い花弁におしべを沢山つけて華美に見え、花冠がつながっているので座りがよく、見れば結構可愛い容姿をしています。                                                                                                           今にもクルクルとワルツを舞うような、そんなふうにも見えてきます。

とても薄田泣菫みたいな文章は書けませんが、これから草木を見るときに艸木虫魚を意識した見方もしてみようかなと思ったりしています(無理?coldsweats01)                                                                                                                  

2008年12月 3日 (水)

鬼も走る・・・?

師走になって我が家では鬼までもが走り回っています。

その鬼は、恒例になった「東京三越」でチロリアンブーケの展示即売会に行っていますが、これを幸いに「命の洗濯」をしようとあれこれ算段していますhappy01。                                                                                                     

今夜は「月一会」に行って今し方帰ってきました。                                                             この「月一会」も”鬼”に言わせれば「よくもマ~、毎月集まって飽きんもんやねー」・・・だって。

飽きるか飽きんかは私の問題ですが、この会も会社が破綻した時の仲間が「月に一回は会おう」という意味でスタートしました。                                                                                                                                                                                                                            それから月日も流れて、「月の一回」ではなく「少なくとも”月”に会おう」という意味が何となく判ってきたような気がします。

還暦も過ぎて月日の流れるのもますます「矢の如し」ですが、その忙しげな中でも「月に会える」という幸福を感じています。                                                                                                                                   古い言葉ですが「同じ釜の飯を食った戦友」ですよ。その仲間と呑んで別れたあとの余韻は格別なものです。                                                                      

今日も会えて感謝。                                                                      また来月会える希望。                                                                      そこには小さくても楽しみがあります。                                                                                                    

2008年12月 2日 (火)

今年も咲きました。

シャコバサボテン(蝦蛄葉サボテン:ブラジル原産)                                                                 

       窓

我が家の窓辺でもう幾年なったでしょうか、今年も葉状茎先に美しい花を咲かせ始めました。                     

シャコバサボテンの名前の由来は、葉状茎の周囲に棘があり、その様が蝦蛄に似ているからです。

茎が葉状に数枚連なりその先端に花をつけますが、サボテン類の花はどれを見ても美しい造りと彩を持っています。                                                                                                                                                                        大した病虫害もなく育てやすい草本ですが注意が一つあります。                                                                       それは、ツボミをつけたら動かさないことです。                                                                                                                                    ツボミをつけ始めたからといって、「見栄えのいい所に置いて愛でましょう」なんて移動すると、ポロポロと落ちてしまい、臍を噛む思うをします。

花屋さんなどにデンマークカクタスがあり、デンマークで改良されたのでその名がついたという解説もありますが、同じ仲間で「ブランド名のひとつ」と思っていいそうです。                                                                   シャコバサボテンよりデンマークカクタスのほうが、高級な響きがあるのでしょうか商品名として通りがいいようです。                                                                                                                 

また似た仲間にカニバ(蟹葉)サボテンがありますが、こちらには葉状茎周囲に棘がないので区別は容易です。

2008年11月30日 (日)

間伐について

福岡県でも「森林環境税」が導入されましたが、その一環として「森林づくり活動安全講習・安全作業の実践(間伐)編」が、福岡県森林林業技術センターで開催されるというので参加してきました。                                                                                                       

地球温暖化防止については、いわゆる京都議定書「第3回気候変動枠組条約締結国会議(地球温暖化防止京都会議・COP3)」で、日本は1990年比で温室効果ガスの排出を6%削減するとし、そのうち「3.8%を森林の吸収で賄う」としています。                                                                                                                                                                         目標の6%を達成するのは大変なことなのですが、それは横においても「森林で3.8%を削減」することも大変なことなのです。

 去る3月18日に福岡市で開催された「第13回森林と市民を結ぶ全国の集い」の報告書がこのほど届きましたが、その資料にも「森林で3.8%を削減するためには、この5年間で森林の330万㌶分の間伐が必要」とあります。その数は1㌶当たり3000本としても1年間になんと19万本余りの伐採が必要となります。                                                                                                                                                                                                                                                                              森林に吸収してもらうのに、その森林を伐採する・・・とは筋違いではないかと合点のいかない人もいるかと思いますが、森林は旺盛な生育をすることで、たくさんの炭素を吸収し養分として取り込みます。                                                                                                                                                                                                                                                                                               またその生育のために炭素が消費(呼吸)されますが、さらに樹木が大木になることは多くの炭素を取り込んだまま(貯蔵)になることですから、大気中の炭素削減に貢献し地球温暖化防止につながるわけです。                                                             

 そこで何故「間伐」なのか・・・ですが、植林(人工林)された山では、不良木などを適宜に間引いてやり、健全な森林を作る必要があるわけです。(自然林はほっといてもやがて遷移しながらその地にあった極相林にいたります)                                                                                                                                                                        人間がある目的で植栽した人工林は、健全な森林に誘導してあげないと、種内競争によりヒョロリとした木が混ざったりして、建材等の有用林や目的とした森林に育たないばかりか、林内が暗くなって下草が枯れて育たなくなります。                                                       遠目には緑で美しくみえますが、「緑の砂漠」といわれ殺伐とした山になり、野生動物が住めなくなり、イノシシやサルやシカなどが里山や田畑に出没して人間と摩擦をおこすこになります。