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2008年11月19日 (水)

まわってまわって・・・

ぶるっ・・・                                                                        寒い北風に飛ばされたケヤキ(欅:ニレ科ケヤキ属)の種子が歩道にクルクルと舞い落ちてきました。

       と

植物は子孫を残すための手段をアレコレと考えていますが、このケヤキの戦略は「風散布」方式です。                                                                                                                                                                                                                                                                         風散布の代表選手としてはタンポポなど綿毛をつけたものを連想しますが、ほかにカエデなど、果実に羽をつけて遠くに飛ばす構造を持ったものもあります。

このケヤキの果実は5㍉程度の不定形をした粒状で、そのままならポツリポツリと落下する形体をしていますが、ケヤキの取った戦略は「小枝ごと飛ばす」でした。                                                                                                                               果実は葉腋に1~2個付いていますが、この飛んできた小枝には5個の果実がついています。それを4枚の広い葉っぱで強風に乗せて飛ばすのですから、数個を広範囲に散布することができます。                                                                 

ケヤキの名前は、その幹を真っ直ぐに伸ばし、枝を天に広げた樹形から「挙」の字が与えられていますが、その樹形が堂々と目立つところから「ケヤケキ木=目立つ木」が変化したものです。                                                                                                                                     材は堅牢で木目は美しく狂いも少ないところから、建築材・家具材・楽器材・彫刻材とありとあらゆるところで重宝されています。

近頃物騒な時世ですが、クルクルと飛んでいくケヤキの小枝(果実)の舞いにホッとする安堵を覚えます。

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